懐かしのチョコエッグがテーマの小説(「大翔製菓広報宣伝部 おい!山田」 安藤祐介) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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おい!山田 安藤祐介


皆さんこんばんは。


恒例の夜中の本紹介。


「大翔製菓広報宣伝部 おい!山田」 安藤祐介


初読の作家さん。


所謂お仕事小説というジャンルが、時折無性に読みたくなります。


自身がサラリーマンをやった事がないからかもしれません。


今回の舞台は老舗の中堅お菓子製造メーカーの広報宣伝部。


大阪から転勤してきた人の良い山田という人物が、新発売のお菓子のゆるキャラに抜擢されます。


キャラクターでなく人間がゆるキャラという前代未聞の事に社内は騒然とします。


嫌々ですが仕事だから割り切ってTVCMや試食販売に奮闘するのですが、キャラだけが先走り肝心のお菓子の売りあげは伸びず。


上層部からゆるキャラ&新発売のお菓子の廃止が噂されだします。


このまま終われないと思った山田は、製造者や営業などの他の部署の人間も巻き込み新しい企画をたてます。


それはこの会社で昔大ブレイクした、チョコエッグのリニューアル復活という企画。


そのチョコの部分を新発売のチョコの製法に代え、中の食玩も話題のアニメの物に代える事に。


俄然張り切るメンバーですが、上層部は廃止を決めたと通達してきます。


果たして新しい企画は通るのか?


という内容です。


チョコエッグ懐かしい~。


現実世界では1999年にフルタ製菓が出していた食玩入りのお菓子。


もう大人だったから一回だけしか買わなかったけど、あれは面白い企画でしたね(現在もあるそうです)。


作者の安藤さんはIT企業を経て、只今公務員をしながら作品を出しているそうです。


他も全てお仕事系の作品みたいなので、又見つけたら読んでみます。


印象に残った言葉があるので書いておきます。


(別れるのもまた縁、切れてこそ初めて感謝できる縁もあるのかもしれない)


確かにその通り!


兎角縁は出会いの方しか言われないけど、分かれる縁もあるんですよね。


深い一言でした。


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