★このブログの趣旨


日ごろの企業価値分析活動で感じたこと、上場企業のトップ経営者たちと議論して、高く評価された内容を、より多くの投資家・経営者の方に知ってもらいたい、経営学や経済学になじみのない方に、日本企業が生き残るために知るべき内容を教養として身につけていただきたいとの思いでこのブログを立ち上げました。


★主要テーマ及び扱う内容


■企業価値入門シリーズ :企業価値分析活動をを行う上での切り口をご紹介しております。


■IT産業 :成長産業であるため数多くの企業についてに分析を行っている経験を踏まえて考えを述べます。


■環境・エネルギー :成長産業であるため数多くの企業についてに分析を行っている経験を踏まえて考えを述べます。


■ベンチャービジネス :資金調達支援活動を行っている経験を元に考えを述べます。


■事業戦略 : 個別企業の事業戦略構築のヒントを示唆します。



■研究開発 :研究開発の成果に関して効率性アップのためのヒントを提示します。


■株式投資入門 :中学生でもわかる株の話を随時説明します。






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  • 20 Aug
    • 【3416】 ◎フェアバリューに評価 ピクスタ株式会社様 EVA企業価値レポート

      現在の株価はほぼフェアバリュー   貴社を投下資本、超過利潤価値、成長価値などに分解するEVA法によって分析した。業績や将来見通しなどをベースに試算した結果、株主価値は29億円と推計された。5年程度で売上高が70億円、営業利益が2億円となる前提である。現在の時価総額との差は10%未満であり、株式市場の評価はフェアバリューとみられる。   リンクはこちら (パスワードロックされています。パスワード発行は以下からお申込み下しさい) http://www.j-phoenix.com/contact/   他のEVAレポートはこちら   ジェイフェニックスリサーチのWEBサイト   EVA企業価値レポートの理解の仕方   EVA®はスターンスチュワート社の登録商標      

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    • 弊社代表 宮下のMipox社(5381)のコメントが日経ヴェリタス8/20に掲載

      弊社代表 宮下のMipox社(5381)のコメントが日経ヴェリタス8/20に掲載 株価10倍になるテンバーガー候補として当社のご支援先のMipox社(5381)へのコメントが日経ヴェリタス8/20 48ページに掲載されました。   参考にされたアナリストレポートは以下参照   20160905_Mipox様スポンサードレポート_v0.14

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    • 福島藻類プロジェクトから見えてきた燃料生産シナリオ

      藻類に託す今後の産業創成戦略 生物工学会誌 第95巻 第4号 一リットル95円の達成の道筋と課題 本事業では,三つの特徴的な戦略により,95円/Oil-L という事業化が可能なレベルにまで燃料生産コストを引 き下げる道筋を示すことができた.ただし,この実現に は,下水処理施設,火力発電施設などのCO2排出,熱 源の施設との連携が,すなわちコロケーションが必要と なる.実現すれば,循環社会の実現,CO2削減への寄与 に貢献するだけでなく,寒冷地においても産油が事業化 できるという意味で,エネルギー保障上の意義,また寒 冷地における雇用創出の視点から意義がある.この成果 を受けて,すでに述べたように,さらにAICCは,経済 産業省資源エネルギー庁 平成28年度「微細藻類燃料 生産実証事業費補助金」にて補助金事業者として採択を 受けて事業を推進している.その成果が期待されよう。   20170820_Fukushima_Algae_Oil_Project_JPR_Miyashita

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    • EVA企業価値レポート12社更新しました。

      【8185】 ★バリューギャップ107% 株式会社チヨダ様 【7603】 ★バリューギャップ79% 株式会社マックハウス様 【3711】 ★バリューギャップ180% 株式会社創通様 【7502】 ▲時価総額を維持するには収益性の改善が必要か? 株式会社プラザクリエイト株式会社様 【7902】 ★バリューギャップ115% 株式会社ソノコム様 【3199】 ★バリューギャップ43% 綿半ホールディングス株式会社様 【2427】 ★バリューギャップ61% 株式会社アウトソーシング様 【4971】 ■高い成長期待で株価が形成 メック株式会社様 【3445】 ◎フェアバリューに評価 株式会社RSテクノロジー様 【6413】 ◎フェアバリューに評価 理想科学工業株式会社様 【3963】 ◎フェアバリューに評価 株式会社シンクロフード様  【3288】 ★バリューギャップ163% 株式会社オープンハウス様    他のEVAレポートはこちら   ジェイフェニックスリサーチのWEBサイト   EVA企業価値レポートの理解の仕方   EVA®はスターンスチュワート社の登録商標

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    • 【7649】 ★バリューギャップ51% スギホールディングス株式会社様 EVA®企業価値レポート

      株主価値は5,544億円。バリューギャップは1,877億円   貴社を投下資本、超過利潤価値、成⾧価値などに分解するEVA法によって分析した。業績や将来見通しなどをベースに試算した結果、株主価値は5,544億円と推計された。5年程度で売上高が5,433億円、営業利益が287億円となる前提である。株主価値と時価総額のギャップは1,877億円であり(時価総額の51%)、足元の業績動向や成⾧可能性が株価に織り込まれる ことでアップサイドが期待できる状況である。   リンクはこちら   他のEVAレポートはこちら   ジェイフェニックスリサーチのWEBサイト   EVA企業価値レポートの理解の仕方   EVA®はスターンスチュワート社の登録商標

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    • 【7483】 ★バリューギャップ105% 株式会社ドウシシャ様

      株主価値は1,707億円。バリューギャップは873億円   貴社を投下資本、超過利潤価値、成⾧価値などに分解するEVA法によって分析した。業績や将来見通し、中期経営計画などをベースに試算した結果、株主価値は2,619億円と推計された。5年程度で売上高が2,406億円、営業利益が199億円となる前提である。株主価値と時価総額のギャップは1,430億円であり(時価総額の120%)、足元の業績動向や成⾧可能性が 株価に織り込まれることでアップサイドが期待できる状況である。   リンクはこちら   他のEVAレポートはこちら   ジェイフェニックスリサーチのWEBサイト   EVA企業価値レポートの理解の仕方   EVA®はスターンスチュワート社の登録商標

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    • 【9616】★バリューギャップ120% 株式会社共立メンテナンス様 EVA®企業価値レポート

      株主価値は2,619億円。バリューギャップは1,430億円   貴社を投下資本、超過利潤価値、成⾧価値などに分解するEVA法によって分析した。業績や将来見通し、中期経営計画などをベースに試算した結果、株主価値は2,619億円と推計された。5年程度で売上高が2,406億円、営業利益が199億円となる前提である。株主価値と時価総額のギャップは1,430億円であり(時価総額の120%)、足元の業績動向や成⾧可能性が 株価に織り込まれることでアップサイドが期待できる状況である。   リンクはこちら   他のEVAレポートはこちら   ジェイフェニックスリサーチのWEBサイト   EVA企業価値レポートの理解の仕方   EVA®はスターンスチュワート社の登録商標

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    • 【7550】バリューギャップ20% 株式会社ゼンショー様 EVA®企業価値レポート

      株主価値は3,744億円。バリューギャップは618億円   貴社を投下資本、超過利潤価値、成⾧価値などに分解するEVA法によって分析した。業績や将来見通し、中期経営計画など をベースに試算した結果、株主価値は3,744億円と推計された。5年程度で売上高が6,527億円、営業利益が237億円とな る前提である。株主価値と時価総額のギャップは618億円であり(時価総額の20%)、足元の業績動向や成⾧可能性が株価 に織り込まれることでアップサイドが期待できる状況である。     リンクはこちら   他のEVAレポートはこちら   ジェイフェニックスリサーチのWEBサイト   EVA企業価値レポートの理解の仕方 EVA®はスターンスチュワート社の登録商標

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  • 17 Aug
    • EVAによる株価上昇の可能性を探る秘訣

      EVA法がDCF法より優れている理由   企業が生み出すキャッシュフローはもともと投下した資本の回収部分と、真の価値創出部分に分かれる。   ところが、以下の図でしめしたように、DCFはその区別をしないので、投下した資本を超えた価値創出を計ることが困難である。     EVA法は、将来キャッシュフローを3つに分解して把握する。       第一が投資回収部分である。   第二が、投資回収を超えた現状のキャッシュフロー   図で言えば緑の部分である。(現在のEVA)   第三が、投資回収を超えたキャッシュフローの成長   図で言えば赤の部分である。   この現在価値の合計で企業価値を分析するので、より深い価値構造が把握できる。     実際には、余剰資金などがあるのでそれを加えた足立が企業価値となる。 そこから有利子負債を引けば、株主価値となる。   時価総額を比較して、株主価値が高ければ割安状態となる。   構成を組み替えて、上記のように示せばより簡単に割安構造が把握できる。   企業から見ればバリューギャップの位置で課題が把握できる。   9月決算のゲーム会社の株価上昇の可能性を探る   それでは実際にとある9月決算のゲーム企業の最新の財務データ等を参考に実際に分析してみよう。   最近は収益性・成長性が徐々に低下している。     まず第一の構成要素である投下資本は320億円と試算できる。     WACCは、過去の5年の株価リターン等から5.8%と推計した。足元の超過利潤は以下の通りである。1000億円程度が「超過利潤価値」として把握できる。   裏にあるバリュードライバーとして重要なのがROICである。23%と非常に高い。日本の平均は5-7%程度なので、極めて高収益である。       業績が低迷しているので、成長価値はゼロと試算できる。       以上から株主価値を分析すると、時価総額とほぼ同水準であることがわかる。     以上の分析を見ると成長価値が全くない水準として株価形成がなされていることがわかる。     成長シナリオが出てくると大きく拡大する余地あり 現状は全く成長価値が折まれていないと結論できる。   しかし、注目されるのは、成長価値がマイナスになっていないことである。   収益性が低下傾向にあるにも関わらず、成長価値がマイナスに評価されていないということは特筆すべきである。   これだけ低迷している場合は、成長価値はマイナスとなることが通常パターンである。   しかしそうでないということは、現在の高収益は高く評価されているということである。   よって何か成長のきっかけがあれば、株価が大きく上昇する余地を秘めているといえる。     9月決算なので、今後のIRによって成長シナリオが出てくると大きく拡大する余地があるということが以上分析で把握できる。   決算から目が離せないといえる。    

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    • 3932アカツキ様 EVA企業価値分析レポート

      株主価値の推計値は1,400億円。バリューギャップはほぼゼロ   アカツキ様を投下資本、超過利潤価値、成⾧価値、非事業資産(余剰現預金等)に分解するEVA法によって分析した。業績動向 などをベースに試算した結果、株主価値は1,400億円と推計された。バリューギャップはほぼないといえる。レポート2頁で示した成⾧性を達成す る期待が形成されるづけることで今の時価総額が維持できると推測される。  

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    • 3668コロプラ様 EVA企業価値分析レポート

      株主価値の推計値は1,653億円。バリューギャップは10%未満   コロプラ様を投下資本、超過利潤価値、成⾧価値、非事業資産(余剰現預金等)に分解するEVA法によって分析した。業績動向などをベースに試算した結果、株主価値は1,653億円と推計された。ギャップは時価総額の1割未満であり、今の時価総額は成⾧ゼロの場合の株主価値の水準を反映していると言える。  

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  • 27 Jul
    • EVA®経営システムの導入について

      ソフトバンク様が主催したIRセミナーにおいて、EVAをもちいた企業価値向上の仕組みの導入について講演をいたしました。   20170629 ソフトバンク様irセミナー資料 掲載用 from J-Phoenix Research Inc. 筆者がかつて所属したスタンスチュワートで花王様にEVAを導入した経験や、2013年-2016年にかけて所属したUTグループでのマネジメント経験を踏まえて、企業価値向上のサイクルをどう運営するのか、実例を踏まえて解説いたしました。     日本企業に求められているのは、   経営者と社員と投資家が 価値創造に向かって   真の価値創造の額を的確に表す 共通尺度でPDCAサイクル を回すこと だと考えています。   EVA®= 真の価値創造の共通尺度 となることを理解していただきどうやって PDCAサイクルを回すのか、   ポイントを解説いたしましました。   いくつかの上場企業について作成した無料EVA企業価値分析レポートは以下をご覧ください。     http://www.j-phoenix.com/report.html        

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  • 12 Jul
    • 明治大学で企業価値について留学生向けに英語で講義をしました。

      明治大学で教鞭ととっている、元野村総研の沼田先生の留学生向け授業で、企業価値についてRIZAPグループのケーススタディーをベースに英語で講義をおこないました。まったく経済学や金融の知識のない学生が相手だったので苦労しましたが、なんとか理解してもらったと思っております。 20170706 meiji univ_lecture_jpr from J-Phoenix Research Inc.

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  • 30 Jun
    • EVA®︎無料企業価値レポートの提供開始

      花王様やピジョン様が導入して注目されるEVA®︎で企業価値を計算する無料サービスの提供を開始しました。2-3日でお届けいたします。ジェイフェニックスリサーチ ウェブサイトにアクセスの上お問い合わせページで「EVA®︎企業価値価値レポート希望」と書いてお申し込みください。株主価値と時価総額の乖離が一瞬にして分かります。     20170629 EVA Value Analysis Report Free Sample from J-Phoenix Research Inc.  

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  • 30 Mar
    • 働き方改革をストーリー化してみよう

      働き方改革をストーリー化 働き方改革のには働き方改革実行計画案をよみましたが、全体像を理解する上でP29のチャートが非常に参考になるとおもいました。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/hatarakikata/dai10/siryou1.pdf   新しい考えを学ぶには、それぞれの関係性、特に起点はなにかという視点でロジカルに考えていくことが重要ですので、その視点で計画案をわたくしなりに整理したいと思います。 ストーリーの起点は生産性向上 そのうえで最も参考にあるのが計画案のp29のチャートです。そこでは、テーマを①処遇の改善、②制約の克服、③キャリアの構築の3つの視点で分けて整理されています。 ①はさらに、A:非正規の処遇改善とB:賃金引上げと生産性向上がテーマとなっています。 以上の中でロジカルな関連性を考えると、全体の起点となるのは①のBの生産性向上ではないかと思います。   ①そもそも生産性の向上でまず全国民が得られる収入の基礎を拡大し、その中で②物理的・時間的制約をなくして、多くの人がその収入機会に参加することを可能にし、また、③自分の価値観にあったキャリア形成が自由にできるという流れで考えるとよいのではないかと思います。 生産性向上のない改革は社会に軋轢を生む   ①がなくて、②と③が先行すると、どうしても限られたパイの取り合いになって勝者・敗者がでてきて社会がギスギスします。それを避けるには①のB:生産性向上が起きることが極めて重要だといえます。   この一連の動きの中で非正規に対する非合理的な処遇格差をなくして、①、②、③について正規社員と同じ機会を得ることができれば、全ての国民のそれぞれの事情にあった働き方が可能になります。ただし生産性の向上がないと、非正規の処遇改善は正規の処遇悪化につながるので、社会に軋轢をうみます。よって、生産性向上が極めて重要になります。 働き方の改革の成功のカギ =生産性向上=指揮命令改革   では一連の考え方の起点となる①のBの生産性向上をより確実に進めるためのカギはなんでしょうか? それは、指揮命令改革に他ならないと考えます。   それをさらに組織全体で改革していく姿勢が重要だと考えています。   具体的には、会社のミッション・ビジョン・提供バリュー・ビジネスモデルが社長>役員>部長>課長>係長>社員と連携しつながって、何を自分がやるのか各自が理解し、無駄のない指揮命令がなされ、生産性が向上する仕組を築くことが重要です。 指揮命令改革の前提= ワクワクする企業価値ストーリー とその実行の仕組 これを推進するには、それを実現する情報シェアの仕組、ITシステムが必須ですが、ITシステムをいれるまえに、まずはアナログで社長>役員>部長>課長>係長>社員の流れを構造化する試行錯誤プロセスが必要でしょう。その議論の中で各階層が納得する指揮命令の改革を打ち立てることが重要です。   また、それが進めば、次には評価と処遇の連動もリンクさせていくことが重要だといえます。  それらを整備する上で、根本的に重要なのは、そもそも、ミッション・ビジョン・提供バリュー・ビジネスモデルがワクワクするかどうかという視点でゼロベースで考えることだと思います。 ソフトバンク社のように「情報革命で人々を幸せに」という社会に貢献する、ワクワクするミッションをベースにビジョン・提供バリュー・ビジネスモデルの樹形図を作っていく姿勢が望ましいといえます。   最終目標: 共感・信頼・共創される 企業価値の創造ストーリー IoT AI時代は、単純作業は機械・コンピューターに代替されていきます。ステークホルダーが企業のミッションを理解し、「共感・信頼・共創」される企業価値の創造ストーリー及びそれをささえる仕組み、それを運用して指揮命令改革を推進することが働き方改革のストーリーの起点となる生産性改革の大前提にあると考えていくことが大事だと思います。

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  • 22 Mar
    • 一風堂を運営する力の源HDは割高か?

      超過利潤法で分析   力の源HDについて、東証から企業価値向上の仕組でNo.1と表彰された花王を初め、企業価値向上の経営の仕組として注目されている超過利潤法(別名EVA法)で企業価値分析をおこなってみた。   営業利益率3%のままだと割高の可能性 10%まで改善すれば割安の可能性   結論からいえば、今期の営業利益率3%程度のままであれば昨日の気配値1380円は割高、逆に営業利益率が仮に、日高屋なみの10%近くなる可能性がるのであれば株価は理論的に2000円近くなってもおかしくなく(あくまでもしなればの話であるが)1380円は割安という分析結果が得られた。   現状は超過利潤はマイナスと推計 順次その理由を説明しよう。時価総額は、気配値1380円、発行済株式数は1110万株なので1380×1110万=153億円となる。開示資料によると有利府負債等は77億円なので気配値ベースの理論的な企業価値は77+153=230億円となる。 一方営業利益は今期見通しで6億円、超過利潤法の分析で利用する税引き後営業利益は4億円程度となる。     開示資料の財務数値から分析すると投下資本は運転資本はネットで考えて投資有価証券を除く事業に利用されているベースでみると約102億円となる。 資本コストが簡便的に5%とすると5%×102億円=5億円が投資家が満足する最低の税引き後営業利益の水準となる。 つまり5億円を超過する税引き後営業利益がないと超過利潤はマイナスとなる。実際の税引き後営業利益は4億円程度なので、理論的に超過利潤は今はおそらくマイナスである。 なお、5%という資本コストは、有利子負債を含めた市場から調達した投資資金に対して最低必要な水準といえるレベルなので、これ以上低いということは考えにくい。   超過利潤はマイナスのままではいくら成長しても企業価値向上につながらない 超過利潤がマイナスの場合はいくら成長しても、理論的に成長価値はゼロ未満となるので、以上をベースに超過利潤法で試算すると、投下資本(102億円)+非事業性資産(この場合は投資有価証券8億円と推計した)=110億円が企業価値となる。 77億円が有利子負債等なので、今の収益率を前提に株主価値を計算すると110-77=33億円程度となる。   33億円に対して153億円の時価総額ということは、これが適正水準となるには企業価値創出力が120億円ほどアップしなければならないということになる。 今の企業価値創造の構造だといくら成長しても割高ということになる。 だが、もしかりに営業利益率が8%にアップするのであれば、この成長価値が十分に説明できる。 日高屋は営業利益率10% ちなみに類似事業の日高屋は、営業利益が10%以上である。力の源HDも、先行投資がおさまって実力の利益率が出せればその程度の水準はでると考えてもおかしくない。 力の源HDの利益構造を見ると粗利率は70%と極めて高い一方で、販売管理費も67%と非常に高い。   日高屋並みに営業利益率10%に改善するシリオをがあれば割安ともいえる おそらくこれはかなりの先行投資がかさんでいるからと推測される。もし10%の営業利益率が持続的に生み出すことができるとして、すでに示した計算を行うと時価総額は最低でも2000円程度と試算される。     これはもちろん、いつでも営業利益率が10%だせる実力があるという前提の話であるが、さほど非現実的な設定ではないだろう。     以上はあくまで表面的な計算でしかないが、10%程度の営業利益率がいつでも出そうと思えばだせるという前提であれば、まだまだ上昇余地があることが理論的に説明可能と結論づけることができる(EVAはスタースチュワートの登録商標)。 力の源HDにもとめられているのは、将来の成長シナリオに加えて、企業価値創造の理論的なストーリー、ロジック展開についてより深いメッセージを出していることではないかと思われる。   戦略と行動と企業価値のつながりについてよりワクワクするストーリーがほしい   成長可能性に関する説明資料をみたが、成長ポテンシャルについては詳細に説明がなされているが、バランスシートを含めた財務数字の説明は数値が羅列されているだけで、戦略と行動と企業価値のつながりについての説明がほとんどないように見受けられる。 数値的な企業価値創造ストーリーについてもう少し踏み込んだ説明がほしいと感じた。それにより投資家から共感・信頼・共創される企業価値の向上を実践することになろう。  

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  • 18 Feb
    • 企業価値ベースのコーポレートガバナンス・フェアディスクロジャー・開示戦略

      2/13日に宝印刷様と共催で、コーポレートガバナンス・フェアディスクロージャー対応の有価証券報告書の定性情報の書き方についてセミナーを開きました。上場企業関係者100名が来場していただきました。      いままでこの手のセミナーは、弁護士や会計士が中心でしたが、証券アナリストの視点で、企業価値創造ストーリーの開示戦略の視点で、資本コスト、ROE、ROIC、EVA、超過利潤など、企業価値の本源的な概念を中心に資料をまとました。金融を除く3200社のROE、ROIC分布、PBRとROIC、PBRとROEの関係をロジカル、ビジュアルにまとめて、そこから得られた示唆をどうコーポレートガバナンス、フェアですクロージャーに応用するのか詳細に説明しています。ぜひご覧下さい。 20170206 セミナー資料 講演利用資料_009 from J-Phoenix Research Inc.

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  • 13 Jan
    • 成功する中期経営計画:共感・信頼・共創・マジックナンバー8%

      昨日、一般社団法人国際物流総合研究所で、中期経営計画のセミナーを開催しました。 キーワードは 共感・信頼・共創マジックナンバー8% です。 この4つの要素を考慮していくことが第四次産業革命で勝ち残るための必須条件であると考えます。 マジックナンバー8%は何の数字か? 極めて単純な数字です。それは 当期利益÷自己資本の数字です。 別名 自己資本利益率と呼ばれるものです。 英語名:ROE、Return on Equity です。 これが平均的に8%以上にならない企業は今後、グローバル競争がますます厳しくなるなかで長期的には競争優位を築くことは、上場企業だろうが、未公開企業だろうが厳しくなっていくと思います。 ROE8%は、上場企業関係者ならばしらないといけない数字です。 なぜならば、これは以下で、上場企業が達成すべき目安として示されているからです。 経済産業省プロジェクト 「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」座長:伊藤邦雄 一橋大学教授 の「最終報告書」 2014年9月http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140806002/20140806002-1.pdf ただ、このレポートを読んでも、なんで8%なのかなかなか納得できない方も多いと思います。納得できないものを達成しようとしても本気になれないのが人間です。 そこでセミナーでは丁寧に分かりやすく、なぜ8%なのか、ファイナンス理論の知識ゼロの方でも納得する内容を説明しました。 出席者は全員未公開企業の方でファイナンス理論など知識はほとんどゼロの方ばかりでしたが、講義の最後に、ある10名ほどの企業の年商3億円の未公開企業の社長が 8%だけは達成しようと思った。 と言っていただきました。。。。 なお、僕は自己資本という言葉は嫌いです。なぜならば、多くの場合、経営者以外からの出資も募っているからです。より正確には「株主資本」というべきでしょう。よって、下記のスライドでは 当期利益÷株主資本 と表記します。 また自己資本利益率ではなく 株主資本利益率という言葉が好きです。   まず、皆さん、自分の会社のマジックナンバーを計算してみてください。 8%以下の企業は要注意です。 長期的に繁栄したいのであれば、最低8%以上をクリアしたほうが良いです。  なぜか? その理由を知りたい方は以下のスライドをお読みください。 20170112 国際物流総合研究所セミナー資料 v0.02 from J-Phoenix Research Inc. 

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  • 30 Nov
    • 投資される経営へ:3つのつながりと「自ら律する経営」

      宝印刷様、みさき投資会社様、ZECOOパートナー様、みんせつ様と共同でコーポレート・ガバナンスセミナーを開きました。 80社近くの上場企業が参加され大変盛況でした。 一部抜粋した資料を貼付しますのでぜひ御覧ください。      e-Disclosureセミナー(IR・CGコード)「投資される経営」になるために(5社共催セミナー)伊藤レポート、スチュワードシップコード、コーポレートガバナンスコードなどにより、企業と株主の対話を深めて、持続的な企業価値向上に向け、「自ら律する経営」のあり方を幅広く開示していくことが日本企業に求められています。ただし、それぞれの企業経営や事業活動が、どのように企業価値に有機的につながっているのか、その価値をどのように投資家が理解し投資するのか、体系化して整理・分析し、定量的、定性的に「言語化」していなければ、持続的な企業価値向上に向けて、株主との対話により自ら律していくことは容易ではありません。具体的には、以下の「3つのつながりと意義」についてそれぞれの企業の事情にあわせて把握し体系化、言語化していくことが求められます。  (1)企業経営と会計数値のつながりと意義  (2)会計数値と企業価値のつながりと意義  (3)企業価値と投資行動のつながりと意義以上の観点から、持続的な企業価値向上を重視する投資家から「投資される経営」とは何かについて理解を深めるために本セミナーでは、「投資される経営、売買(うりかい)される経営」の著作で著名な、みさき投資株式会社の中神康議氏をお招きし、講演していただきます。その上で、「3つののつながりと意義」について、それぞれの分野で豊富な知識と経験を持ち、株主との対話を通じて「自ら律する」ための経営体制構築について専門家を招いて講演していただきます。カリキュラム 13:30~    開場 14:00~14:05 開演挨拶   宝印刷株式会社 取締役常務執行役員 田村義則 <第1部 14:05~14:55>  『投資される経営、売買(うりかい)される経営』      講師:みさき投資株式会社 代表取締役社長兼CEO 中神康議氏<第2部 14:55~15:25>  『3つのつながり体系化と「自ら律する経営」〜応用例としてのコーポレートガバナンスコード対応〜』    ・「3つのつながり」の概要と株主との対話の体系化による「自ら律する経営」とは?    ・過去のアドバイス事例を踏まえた「3つのつながりと体系化」事例    ・応用例〜コーポレートガバナンス対応      講師:ジェイ・フェニックス・リサーチ株式会社 代表取締役 宮下 修氏      15:25~15:35 休憩(10分)<第3部 15:35~16:05>  『IRのための予測財務諸表の自動作成と企業価値分析』     ・IRになぜ企業価値計算が必要か    ・分析のための予測財務諸表の自動作成    ・企業価値と市場株価の関係分析                       講師:ZECOOパートナーズ株式会社 代表取締役 公認会計士 岩田悦之氏<第4部 16:05~16:35>  『投資家の”リアル”な投資行動から見た決算説明会の重要性』      講師:株式会社みんせつ 代表取締役 中安祐貴氏 <第5部 16:35~16:50>  『株主との対話を意識した「SRコミュニティ」のご紹介』      講師:宝印刷株式会社 ディスクロージャー&IR営業二部次長 八木泰樹   

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  • 06 Jan
    • 神道とおもてなし

      たまたま読んだ神道の本に以下がかいてありました。日本文化の根幹は三つ①豊かな四季の恵みに対する感謝=>自然への崇拝②先祖が残してくれた田畑に対する感謝=>先祖への崇拝③豊かな国を万世統治する天皇陛下への崇拝=>他国からの侵略を阻み、豊かな日本を育ててくれている天皇陛下への感謝の気持ちが強い=>2000年の歴史で、第二次世界対戦まで、建国以来一度も他国に支配されたことのない類まれなる国であり、その象徴である天皇陛下に対する感謝の気持ちが、日本人はしらずしらずのうちに半端なく身に染みている①、②、③の崇拝する気持ちから生まれたのが神道ということだと理解しています。①、②、③によって、常に崇拝する気持ちがすごいあるのが日本の文化のDNAといえます。コーランや聖書のような戒律等はないが、日本文化の中に根差した「見えない戒律」が2000年にわたる歴史の中ではぐくまれているといえます。日本人は無宗教といわれますが、無宗教でも道徳観がつよいのは、以上の崇拝する気持ちがあるからではないでしょうか?無宗教といわれながらもほとんどの人が初詣にいくのは、世の中のすべてについて崇拝する気持ちが強いことの表れではないでしょうか?日本人は、普段の生活の中で、「見えない戒律」が自然と伝承されているといえましょう。その結果、身の回りのもののすべてを崇拝する意識がはぐくまれることになると思います。モノ、他人、に対する崇拝が自然と身について来ます。それが サービスにおいては、お・も・て・な・し へと発展、製品は高品質商品へと発展するのではないでしょうか?おもてなしについて説明した情報をインターネットで調べると以下の二つの要素が非常に大事なようです。①「礼義・マナー」 他人への崇拝「礼儀」「マナー」に基づいたもの。相手に対する敬意を示し、相手に失礼を与えないもの。=>高度なサービスを生む。いつも清潔。おいしい食事、見栄えにもこだわる。おしぼりとか出すのは相手に対する敬意もふくむのではないでしょうか。②「完璧」おもてなしは「完璧」を目指す。1つでもルールにあわないと、失礼という減点的な考え方。欠けてはならないという、「緊張感」、「慎重さ」、「丁寧さ」を含んでいるといえます。ものに対する崇拝があるからこそ、心を込めて利益度外視の高品質製品をつくると思います。(だから儲からないということもありますが、、、)おもてなしはホスピタリティよりもより完璧さ、礼儀を重んじるため、それがサービスに限らず、製品にも高品質になるといえましょう。たとえばですが、とある電池メーカーに見学にいったところ、誰の眼にも触れない、キーレスエントリーのカギの中にあるボタン型電池までピカピカに磨くことを日本の自動車メーカーは要求する様です。誰もみないのに、、、、ビックリしました。だれが見る、見ないにかかわらず、全てに対して「崇拝」する気持ちが、そうさせるのではないかと思います。また、人間国宝みたいな制度も他国にはあまりないようですが、これはすごい製品をつくる人は崇拝されるということからきているといえましょう。これはまさにモノづくりは崇拝の対象となっているからだといえましょう。こうした日本文化のすごさをうまく対外的にストーリーをもって説明することでクールジャパンが目指している日本文化の輸出もより一層成功していくのではないでしょうか?

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プロフィール

宮下 修

自己紹介:
ジェイフェニックスリサーチ株式会社 代表取締役 CFA協会認定証券アナリスト。 日本人初のEVAコン...

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過去20年以上財務分析、証券分析、アドバイザリー業務を行ってきた経験を踏まえ、現在は独立系証券アナリストの会社(http://www.j-phoenix.com)として企業調査、財務アドバイスを、様々な分野で行っております。

21世紀のグローバル経済が進行する中で、自前主義から抜けきれない日本企業の多くは、欧、米、台湾・韓国のグローバルネットワークを生かした戦略の前に競争力を失ってきています。その中で、今後、生き残っていくためにはなにを今すべきか、ビジネスの最前線で、経営トップと議論する中で得た考え方を現在進行形で随時更新いたします。
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