欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録 構造編
こんにちわ。
本日の欠陥住宅はものすごくわかりやすいです。
施行中ですので、さらにわかりやすいと思います。
こちら
↓
答えは簡単です。
柱の下に基礎がないこと!!
(土台もないのですが、省略します。)
本当に誰が見てもわかりそうなのですが・・・
誰が見ても気づくと思います。
建築に知識のない方でも。
ということは
『 分かっていてほったらかし!? 』
いずれにしても、回答が待たれます。
欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録 構造編
本日は塗り壁の家の欠陥住宅事例。
最近では珍しいですが、伝統工法でも家は建てれます。
また、伝統工法でも地震に強い家は作ることが可能です。
ただしいくつか注意点があります。
・塗り壁下地(ラスボード)の厚み。
・下地を固定するビス間隔。
・塗厚さ。
これらを確保できて初めて、地震につよい昔ながらの家を
建てることができます。
しかしながら・・・・
下地の厚み不足!! & 塗厚さ不足!!
なぜこんな欠陥住宅が出来てしまうのでしょうか??
これを欠陥だと思わないのでしょうか?
欠陥住宅の原因は・・・・・
故意??
無知??
面倒くさい??
監理不足??
おそらくどれかには当てはまると思います。
欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録 防水編
本日も鉄筋コンクリート造の漏水による欠陥住宅事例
鉄筋コンクリート造の建物で、漏水が起こりやすい部分・・・・
屋上です。
こちらのお宅は雨が降ると、プール状態・・・・
排水の詰まり等も関係しているのですが
根本的な漏水原因はコチラ
↓
端部の立ち上がり寸法不足。
図面では300mmなのですが・・・・
実際は60mm程度・・・・
しかも、板金(シルバーのもの)の間には
簡易的に防水テープが貼ってある状態。
これでは漏水は止まりません。
意匠的なこと、型枠を組むことが難しい
屋上の立ち上がり(パラペット)は、
このような処理がされることが多いですが、
漏水の原因になるので、注意が必要です。
欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録 防火編
本日は防火に関する欠陥住宅事例です。
鉄骨の建物で、床の下面には、下記写真に写って
いる灰色のものを吹き付ける必要があります。
これは火災時において一定時間、
床面の強度を守るための非常に重要なものです。
床面下のデッキプレート(写真の赤い部分)には
その”灰色のもの”を吹き付ける必要があるのですが・・・・
吹き付けがされていません!!
特に、吹き付けが難しい部分にはよくあります・・・
欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録
本日は鉄筋コンクリート造の欠陥住宅事例です。
こちらは床下・・・・・
底部に水がにしみ込んでいるような跡が・・・・・
実はこのシミはひび割れからの浸水です。
鉄筋に沿ってひび割れ発生(沈みひび割れ)
していることが原因です。
コンクリートの中には鉄筋が入ってます。
水の侵入は鉄筋を錆びさせ、耐久性に不安が残る状態です。
残念ながら、これも施工が原因の欠陥住宅事例です。
欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録 構造編 2×4
本日は2×4工法の欠陥住宅事例です。
以前紹介したかもしれませんが、2×4工法
では、釘が非常に重要です。
特に間隔と使用されている釘です!!
本来は100mm以下なのですが・・・・
次は金物です。
これは屋根を支持する材料なのですが、
その下には金物が必要です。
金物なし!!
やはり、2×4は施工を熟知していないと
難しいのでしょうか・・・・・
欠陥住宅を防ぐための第三者監理
今日は、我々の業務内容でもある 第三者監理 について触れてみたと思います。
そもそも第三者監理とは、なんでしょう?→用語集>第三者機関
近年、関東の方ではこのような民間の第三者監理がかなり増えてきています。
そして、一般の方においてもこのような第三者監理の存在をご存知の方が多いようです。
しかし、我々の本拠地大阪はと言うと???
現在、お仕事をさせていただいている方でも「元々知らなかった」と言う方が多いです。。。。
つまり、なんか
不審に思って「そういうの無いかなぁ」と調べてみて
初めて
第三者監理の存在を知るわけです・・・・
まだまだこれからの分野とは言え、欠陥住宅
撲滅のみちのりは長そうです。
が、しかしいつかもっと多くの方に我々第三者監理が認知されるように頑張っていきたいと思います!!
もしもの時のために
こんにちわ。
先日ショッキングな報道がなされていました。
大手ハウスメーカーの富士ハウス(静岡県)が経営破綻。
負債総額680億??
不況、不況と言われていますが、このままだとどこも
必死の状況は変わらないでしょう。
業界新聞には大手ハウスメーカーの下半期は
軒並み二桁のマイナス(ひどいところは25%の売り上げダウン・・・)
今日はこのような状況になってもあわてないための秘策を一つ。
それは・・・・
『お金は絶対に先払いするな!!』
ということです。
たとえ大手でも気は抜けません。
契約書の内容をじっくり見てお金を多く払わなければならない
契約かを判断してください。
目安としては上棟までに工事請負代金の
『50%です。』
お金を払いすぎてなければ、手元にお金があるわけですから、
たとえ建築会社が倒産しても、他のところに工事の続行を
依頼することは可能でしょう。
もし払いすぎてしまって、業者が倒産したら・・・・
どうしようもありません。
欠陥住宅検査(瑕疵検査)の記録 構造編
本日は沈下の欠陥住宅例です。
売買契約で家を購入されたのですが、
調査で沈下していることが発覚しました。
原因は軟弱な地盤の上に、
何の改良もしないで家を建てたこと!!
しかも、基礎の耐圧盤の厚みは図面の半分です。
*基礎耐圧盤
基礎の底部にある平べったい部分で、
建物の荷重を面で支える役割を果たす。
厚み不足は、強度の低下です!!
当然、沈みます。
建売や中古住宅購入時は、沈下現象がないか
チェックする事が欠陥住宅を掴まない最善の策です。