表現の自由。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

いつも立ち寄る居酒屋さんで顔なじみの男性から声かけられて、いつも洒落た服着てますねと言われたのよ。いやーそんなこともないですけどって答えたら、これ使ってくださいとビニール袋を手渡されて、中見たらネクタイが入ってるんだよね。ありがとうございますとお礼を言いつつ、こんなことあるんだなと思ってネクタイ見たら、なんと!エルメスにグッチ、しかも俺の大好きなオールド物で、いやいや今度の営業の時にこれして商談決めてきたいね。このタグ、ヤバいでしょ。笑

今日も予め下調べをしていないで俺の記憶頼りで書いてますので、もし勘違いや間違いがあったらすみませんということをまず断っておきます。

一昨日だったと思うけど、つばさの党っていう政治団体に警察が家宅捜索に入ったという報道があったのね。このつばさの党っていうのは二週間くらい前にあった東京15区の衆院補欠選挙に候補者を立てていて、確か9人が乱立する中ほかの政党から立候補してる候補者の演説を邪魔して聴衆が聴こえないくらいの大音量で、話の中身は政策なんかでなくてスキャンダルだよな、政治にまったく関係ないことをずっと言い続けてた人たちなのよ。同じことを以前まだ安倍さんがご存命の時にも安倍さんの選挙区でやっていたから俺は知ってたけど、いや今回のはさすがに酷かった。罵詈雑言を大きな声で、ヘイヘイヘイ!とか言いながら、何がヘイヘイなんだ?って話で、選挙期間中に他陣営が演説を予定してる場所に先回りして、ここは俺たちが最初に始めた場所だと言い張って、たぶん公選法でほかの人の演説を邪魔してはいけないみたいなことになってるんだろうね。仕方ないから場所を移動するとそこについてきて、ここは俺たちが先だと言いながら、終始悪口ばかり言い続けるっていうね、ホント見ててイヤな気持ちになったよ。候補者としてしゃべってるから、これは演説だと言ってしまえば誰も止められないっていう法の裏を突く形で、表現の自由だと、言論の自由だと言いながら中身は悪口ってね、ここは日本なのか?って思うくらい、信じられない景色だったもんな。そんなやつらを相手にしなきゃいいのに、確か初日だったと思うんだけど演説してる乙武さんに(不倫のことを指して)五股!五股!って言ってたのね、そしたら乙武さんはご丁寧に、しかもマイク通してみんなに聴こえるような形で、同時ではない!って(笑)答えてしまったんだったね。同時ではないから五股ではなく別々に五回だと(笑)そこは少し笑ってしまったけど、あとはもう汚い言葉で悪態つく姿にうんざりだったね。

あのですね、言論或いは表現の自由っていうのは確かに憲法で保障されてるのよ。自分の思ったことを自由に表現してもいいことになってるけど、だからといって何をどう表現しても許されるという訳ではないということくらいわかるでしょと、まぁわかった上でやってるんだろうけどね。だけどこれって国民の常識みたいなものを信じた上で成り立ってる訳で、当たり前だけど死ねとか殺すぞとかね、そんなこと言っていい訳ないよね。こうやってその権利を悪用して他人の邪魔したり悪口言い出したりすると、こういうことは言ってはならぬと、あんなことも言ってはならぬと、結局巡り巡って自由な表現の範囲を狭くすることになってしまうのではなかろうかと、危惧してる訳です。こんなことになったらまるで途上国、民主主義も成り立たなくなってしまいそうで心配だね。だいたいこういうのって個人の権利を主張するやつらがし始めるのよ、いつも書いてるように個人の権利は社会秩序より優先順位は下、まずは秩序を守った上で主張するならしてくださいって話でしょ。社会の秩序が壊れてしまったら、マンガに出て来る世紀末のような世界になるよってことくらいね、いい大人がわからないのかね。ずっと気分悪かったのでガサ入れのニュースに安堵しつつ、日本が日本であり続けるためには起訴されて有罪になっていただきたいと願っています。