仰げば尊し。 | 南の島から来た男アゲイン

南の島から来た男アゲイン

生きてるって、素晴らしい。

スキレットが大好きでたくさん持ってるんだけど、たまにオイルを馴染ませるっていうひと手間がいざという時に美味しくできるポイントなのよ。で、今朝は雨が降ってて犬の散歩がなくて時間があったもんだから、どうせなら何か作ろうということで、ガーリックライスをちゃちゃっと。にんにくを細かく刻む手間はあるけど、その手間かけた分取り返せるくらい美味しいからね、大好きなのよ。写真で匂いが伝わらないのが残念(笑)。

今はどうなのか知らないけど、確か俺が小学生・中学生だった頃は今日3/25が終業式で明日3/26が卒業式だった(?)ような気がするんだけど、違ったかな?とにかくお別れの季節ということなんだよな。お別れといっても俺の場合小学校の卒業後はそのまま数日経てばまったく同じメンバーで中学校のクラスメイトになるっていう(笑)ことなので、どちらかというと先生方とのお別れという感じだったような、少し曖昧な記憶ではあるけど覚えてるんだよね。俺は数日前から卒業式で歌うことになっている仰げば尊しを、家のお風呂で何回も練習したもんです。最初は歌詞の意味なんかわからなくてただ歌ってたのが、何回も歌ってるうちになんとなく意味がわかるようになってきて、そうであれば一番大きな声で歌って大好きだった先生に俺の気持ちが伝わったらいいなと。ともに学んだクラスメイトはそのままの形で中学校に入学したからその後3年間また一緒だったけど、結局小学校の卒業以来一度も会えなかった先生がほとんどだったから、結果論として先生とのお別れだったというのは正しかったね。俺はクラスの中で身体が小さい方だったしあんまりスポーツが得意でなかった(水泳を除く)から、なんていうか目立たない存在だったように思うのね。それを6年間という期間で、このクラスの中にこんなやつがいるという存在感みたいなものを引き出してくださったのが小学校時代の担任の先生だったような気がするのよ。放っておかれたら特にどうということのない、そういえばそんなやついたね的な(笑)感じだったんじゃないのかな。そんな俺によく担任の先生は目をかけてくださり、何かといえば指名して意見を言わされたもんです。俺は少しほかの大多数の人たちとものの見方が違うから(笑)、これ今でもそういうとこあるけど、よく意見を求められたな。クラスの中で一定の存在感を示すようになってからというもの学校が楽しくなってね、他人と仲良くなることがこんなに楽しいことなんだと教えてくださったのは小学校時代の担任の芳川先生だと、今でも思ってるのよ。中学校の卒業式は俺にとってまた違った意味がありまして、何しろ卒業したら数日後には単身上京するということが決まってる訳で、人生の大きな分岐点です。ほとんどの同級生はその後も島にある高校に進学するから、クラスは別々になるかもしれないけど同じ学校に行くということでね、ちょっと俺とは危機感が違った(笑)かもね。俺は食うか食われるか?という一世一代のチャレンジを前に、淋しいというより興奮していたような記憶があるね。そして今度こそお別れになるであろうと、今まで10年間毎日当たり前のように会ってた友人たちと会えなくなる、楽しかった中学生生活がとうとう終わる、そして新たな生活が始まるっていう、緊張感に包まれた卒業式でした。俺の母親はほかの学校の先生をしていたので、当然のことながら勤めてる学校の式に参列していて、小学校も中学校も卒業式どころか父兄参観なんかにも来たことなくて、そういう事情を察してか?ほかの級友は参列した自分の親御さんと記念写真撮ってる中担任だった先生が一緒に写真撮ろうと言ってくださったのがね、印象的だったな。

春はお別れの季節、東京ではまだだけどそのうち桜も散ってお別れに華を添えてくれるでしょう。このお別れをしっかり思い出にして、若者には数週間もすれば新しい出会いが待ってるぞと、運命的な出会いがあるかもしれないぞと、言いたいね。