ストレス。 | 南の島から来た男アゲイン

南の島から来た男アゲイン

生きてるって、素晴らしい。

先日新年会ということで新宿行ったんだけど、夜の都心ってあんまり行かないからこんなイルミネーションが新鮮に見えて、いやキレイな街並みだったよ。冬の乾いた空気がキラキラとよく合うよな。

先日桐島聡という昔の爆破事件に関わった人がお亡くなりになったということをこの日記に書いたんだけど、俺は同情の余地などまったくないということはもちろんだけど、この人の人生を想像するとなんともいえない気持ちになると、敢えて言葉にするとしたら虚しさしか感じないなということだよね。で、こういう逃亡犯っていうのはいったいどんな気持ちで数十年間という長い時間を過ごしているのか?ということを自分なりにさらに考えてみたんだよね。ここから先はいつものように俺の勝手な想像ですが、パトカーのサイレンとか或いは自分に向かって歩いて来る人とかってやっぱり心が動くんじゃないかと思うのね。ついにこの時(逮捕)が来たと、バレてしまったか?と、思うだろうし、家のドアをノックされたりしたら逃げるかどうか迷ったりするんじゃないかね。さらに言えばなんだか後ろから歩いてくる人は俺の尾行じゃないか?とか、新しく知り合った人が公安関係なんてことになったらこれどうなんだ?みたいな、要するに俺の貧弱な想像力を以てしても、相当なストレスに晒されて暮らしていたんだと思うんだよね。いやだから気の毒だとかってことではなくて、そういう人生だったんだろうなという話ね。休まる瞬間ってあったのかな?と思うと、改めて複雑な気持ちになるね。

で、このストレスってやつだけど、正確にいえば少しのストレスを抱えていた方がいいなんてことも言われてはいるけど、基本的にはない方が、軽い方がいいよな。前にストレス指数っていうのを見たことがあって、たぶんいくつかの種類があるから一概には言えないんだけど、配偶者の死っていうのが一番大きなストレスになるそうだ。この指数が一定以上になると所謂精神的な病気になるということで、どんな出来事がどのくらいのストレスになるかっていうのを数字化してるのがこのストレス指数ってやつなのよ。あと重いのが、親近者の病気とか、多忙とか、失業とかっていうのが重いストレスになると、確かそういうことだったね。比較的軽いものだと、自分の昇進とか、引っ越しとかっていう、要は環境の変化ということなんでしょう。面白いなと思いながらいくつか見てたらその中のひとつに、離婚よりも結婚の方がストレス指数が高いっていうものがあったのね。いや一般的にいえば結婚はおめでたいことだし将来に希望が持てるし、逆に離婚ってネガティブなイメージあるけど・・・って考えながら、なるほどという思いに至りました。つまり結婚っていうのは希望というより不安や重圧みたいなものが大きくて、離婚っていうのはそれまで抱えていたストレスを捨てることと考えると、確かに結婚する方がストレスになるという人もいるかもしれないなと、離婚してすっきりしたということもなんとなくわかるしね。こうなると何がよくて何が悪いのか、よくわからないね。その人の置かれた状況っていうのが大きいとは思うけど、人生に正解はないなということを改めて感じます。まぁ病気にならずに楽しく暮らしていければ一番いいのかなと、そういうことでしょう。重いストレスに悩まされることが多い現代に於いて、これをうまく避けて上手に付き合いながら生きていくことが大切だね。