言葉の変化。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

俺は今年今回の人生最後のバイクとして1967年製造のカワサキB1を買ったんだけど、このバイクは今どきのバイクには使われなくなった2サイクルエンジンを搭載していて、車やバイクに興味ない人にはよくわからないと思うけどエンジンには大きく分けると二種類あって、そのうちの環境に優しくない方なのよ。白煙を吐きながらブーンパンパンパンっていう小気味よい音で走る2サイクルが俺は大好きで、特にこのエンジンに欠かせないオイルの匂いがね、大好きなんだよな。

先日この日記に、今年一年を象徴する漢字として戦が選ばれたということを書いた↓

んだけど、こういうのって誰がどんな基準で選んで決めてるのか知らないけど、俺は毎回なんとなくピンとこないというか、本当に多くの人たちがそう思ってるのかな?と、少し疑問に思うことがあるのね。もしかしたら俺自身が世間一般の方々と比べて少し或いはかなりズレてる(笑)のかもしれないけど、そうなのかな?と。まぁ別にそうならそうでいいんだけど、今日見た記事でホントにそんなこと言う(書く)の?と思われるようなことだったので、それを書きます。

昔から流行語ってあったし、流行語と言えないような言葉でも自分たちの周囲で特別な言い方だったり言い回しが流行ることってあるよね。マジで?なんていうのは俺が高校生だった頃に流行りだして、当時はまさか40年後の今になっても使われてるとは思いもせず、いやいやロングセラーになったね。ものすごくっていう意味で鬼のように、みたいな言い方する人いるけど、俺の学生時代の友人の田舎では日常的に使うそうで、そういう地方から派生したのかな?なんて思ってみたり。消えてしまったものは死語とかって言われるけど、代表的なものとしてナウいっていうのが取り上げられることが多いよな。ナウいっていう言葉がナウかった頃が懐かしいわ、雑誌なんかのコメントでよく見かけたもんです。すぐれモノなんていう言葉もよく見たけど、これに関しては消えたというより使われすぎて今さら恥ずかしいというか、今さら感は否めないね。まぁそうやって使う言葉は時代によって変わるっていうのはあるんだけど、前置きが長くなっちゃったけどここから記事の話ね。例えばLINEなんかで「明日は〇〇駅に15時で」とかってメッセージ受け取った人が、俺の場合は「OK」と返信することが多いけど、俺の娘世代は「おけ」とか「りょ」とかって返すということは知ってたのよ。俺の娘も高校生の頃は「りょ」だったし、俺も真似して使ったりしてたのね。そしたら記事によれば「りょ」はもう古いらしくて、今どきの人たちは「了解道中膝栗毛」って返すそうだ(笑)。マジなのか?本当にそんなことを言う(書く)のか?と、どうなんでしょ。蛇足だけどこの言葉は十返舎一九だったかな、の一種の滑稽本の題名・東海道中膝栗毛から取ったものだろうということはわかるけど、こんなある意味マニアックな本を認知してるということにまずは驚き、さらに言えば普通こういうのって「了解」→「りょ」みたいに省略するのが普通じゃない?全部が全部そうではないのかもしれないけど、略さないとあまり意味がないというか合理性に欠くというか。それを文字数で言えば倍どころか3倍以上も使って、了解道中膝栗毛ってね、本当なのかなぁ。ちなみにってことで言えば膝栗毛っていうのは自分の膝を馬に見立てて自分の足で歩くみたいな意味だったと思うんだけど、いやいやどうなんでしょう。時代とともに変わるとはいえ、これ数年経ったら何を意味する言葉なのかわからなくなってしまうんじゃないのかね。マジで?のようなロングセラーになるとは到底思えず、言葉も消費される時代ということなのかもしれないね。しつこいようだけど、ホントにそうなんでしょうか?(笑)