今年の漢字は戦。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

めっきり涼しくなりまして、我が家のパグは暑さにも寒さにも弱く(笑)、まるで人間のようにこんな感じで過ごしております。ちなみに眠っている訳ではなくちゃんと起きてまして、目の動きだけで周囲の状況を把握するという(笑)高等な技術も習得済です。

昨日日本漢字能力検定協会だったかな?から発表された今年の漢字は「戦」でした。毎度のことながら調べた訳ではないので間違ってたらすみませんが、きっとというかたぶんロシアによるウクライナ侵攻が今年一番大きな出来事だったということでしょう。こんな漢字が今年一年を表すのに最も相応しいという現実に、いろいろ思うことはあるんだけどやっぱりこれでいいのかな?ということに尽きるのかな。振り返って考えてみると俺もこの日記に何度も何度もこのことについて書いてきたし、もしかしたら一番関心を持って見続けてきたことだったかもしれないなと、最近で言えばサッカーもあったし個人的なことで言えば今年は故郷の島で夢にまで見たライフセービングが始まったりもしたけど、隣国では残酷な戦争が今でも続いてるっていうことが不思議な感覚として頭から離れなかったもんな。戦場では今どんなことが起きてるのか?ということもプロパガンダ含めて正確なことはわからず、新聞にしろテレビにしろあくまで想像の話ばかりが報道されて、映像までが実は作られたものではないか?なんて話もあり、何がどうなってるのか、これ永遠にわからないよね。ロシアはウクライナの政権を倒して併合したいのだと当初から言われてるけど、もしそうであれば何故首都キーウの大統領官邸(?)にミサイル撃たないんだ?何故海外の要人は装備もなくキーウ入りできるんだ?ウクライナは何故ロシアの国土をもっと攻撃しないんだ?という、素人の俺なんかごときが今思いつくだけでも謎だらけの戦争が、今正に継続中というこの不思議な出来事が今年を象徴するってね、悲しいというか切ないというか、複雑な気持ちになるね。この先も記憶を頼りに書くので間違いがあるかもしれませぬ、その場合にはご容赦を。

確かトゥキディデスの罠っていうんじゃなかったかな?覇権国と途上国に於ける戦争を回避できなくなる関係?みたいな、法則みたいなものがあるっていう話を読んだことがあって、古くは紀元前ギリシャのスパルタとアテネとの激しい戦争に始まり、スペイン対ポルトガルや近年で言えば第一次・二次大戦も朝鮮戦争も、ほとんどの戦争がそういうことらしいのよ。簡単に言えば、今まで覇権を握っていた国が著しく発展してきた国に対して、このまま放っておいたらいつか自分たちに歯向かってくるのではないか?っていう疑心を抱き、そうなる前に攻撃して潰してしまおうと思う。発展を遂げた国側は、このまま勢いに乗って覇権を奪ってしまおうという気持ちになる。結果的に戦争になってしまい、両国ともに相手が始めた戦争だと言って自国の正当性を訴えると、確かそんなことだったと思うんだけど、そうやって戦争という殺し合いをやってきたということも悲しいけど事実なんだよな。まぁ俺なんかが人間の愚かさなんてことを言ったところで何が変わる訳でもないけど、逆に言えば何もできないという無力感しかないわ。いつまで続くのかわからないしこの先新たな火種がないって訳でもないし、昨日も書いたように明日は我が身だからね。月並みだけど悲しい戦争がなくなることを願いつつ、来年は明とか楽とかって前向きな漢字が選ばれることを願いたいね。