前から興味があった松本隆の本。
Amazonで「松本隆」で検索をかけて購入。
(便利な世の中だなホントに)
やっぱりプロの作詞家は凄い。
全てに詩的な表現が組み込まれてるショートストーリー、みたいなやつが衝撃的に良かったなー。
一行一行読む度いちいち「おおっ!!」て、声をあげたくなった(笑)
提供した歌詞も沢山載ってるんだけど、この方の使う言葉は小道具や風景だけでなく時間や色なんかも巧みに使って心情を表現している。
夏目漱石の「月が綺麗ですね」と似ているな、なんて思ったり。
そうだよねー
「寂しい!」
って言うより
「あなたが腕時計を見た」
の方が寂しさが伝わるよね(笑)
もっと詩的な表現、という物を勉強したいなー。
詩的でありながら風景も見えてあたかもその時代、場所にタイムスリップでもするような感覚に陥らせるような歌。
(クルーザー、とか出てくるとバブル時代に行ける笑)
松本隆さんもそうだけど、この時代のプロの作詞家達は平然とやってのけてるよね…(いや、平然ではないかもしれないけど)
そんな歌詞が書けるようになりたいぜ!( ゜Д゜)
歌詞は難しい!苦手じゃ( ゜Д゜)ヌオオ
一冊は状態の悪い古本であちこち蛍光ペンで線が引いてあるんだけど、こんな言葉に惹かれる人なのか、と、前の持ち主の人間像を色々想像しながら読んでみたりする。
謎の書き込みも多いけど。
タイトルの横に「(秘)」と、書き込まれてたり。
何の秘密があるんだ(笑)
最近また調子に乗って本を買いまくってるんだけど(手加減を知らないため)、だんだん作家の特徴、みたいなのが分かるようになってきた。
本を読む専用の自分、みたいな別の身体が欲しいと思い始める今日この頃(笑)