どうもizuijuuです。
このブログを見てくださっている方ならご存知の通り、僕は現在伊豆に家を購入してリフォーム工事を行っているところですが、実はそれと平行して島に2軒ある持ち家の内、住んでいない方の家を売りに出しています。
売却する理由ですが、まず第1に私たち夫婦だけで家2軒は管理しきれないということ。第2に、島に空き家はたくさんあっても貸したり売ったりする人はほとんどおらず、島に住みたいという需要はあるものの、それに対する物件の供給が絶対的に不足していること、そして第3に当然ながら家が売れたら伊豆の家の購入費用やリフォーム費用に充当したいからです。
需要に対して供給が足りないということは売り手としては好条件であり、かなり売りやすい環境であると思います。
実際に過去には廃墟のような家ですら売れている実績があります。
島には空き家が非常に多いです。せっかく需要があるのですから、もっと貸したり売ったりすればいいと思うのですが、現実は「ご先祖様から受け継いだ土地だから」「お盆には親戚が来るかもしれないから」「もしかしたら将来子供が帰ってくるかもしれないから」などの「田舎あるある」な理由で貸したり売ったりする人はほとんどいません。本当にいないんです。
ハッキリ言いましょう。お盆に来るか来ないか分からない親戚のために家1軒を温存しておくのはナンセンスです。
母屋に泊めるか民宿にでも泊まってもらいましょう。
そして将来子供はたぶん帰ってこないです。
売るのが嫌ならせめて貸しましょう。
人が住んでいない家はどんどん劣化していきます。そうこうしているうちに負動産になってしまい、取壊しに何百万円もかかるようになってしまいますよ。
そしてもう一つ、現在島は人口減少が深刻です。これ以上人口が減少すると、いわゆる「限界集落」に陥ってしまいます。それを防ぐためにはとにもかくにも人口を増やさなければならないのですが、進学等で島を出ている子供たちが将来島に帰ってくるかというと、働く場所がないため正直あまり多くは期待できないでしょう。そもそもそういった子供たちの絶対数自体多くないので、仮に全員が帰ってきたとしても大した人口増加にはならなかったりします。
幸いなことに、今この島に移住したいという需要はびっくりするほどあるので、物件を提供して住んでもらいましょう。人口を増やしましょう。島にはアパートなどないため住みたいと思っても家がないのです。後生大事にしているその古い物件たち、あと10年くらいしたら朽ちます。そしたら多大な修繕費または処分費がかかります。それならばまだ売れるうちに売りましょう。そうすることによって、管理の手間や固定資産税、保険料などの出費から開放され、多少なりともお金になり、島の人口も増える。さらには売れた家のリフォーム等で大工さんや設備屋さんなどの仕事も増えて島の経済が活性化するかもしれません。一石二鳥どころか一石三鳥、四鳥、五鳥くらいあるかも。