下田市における災害リスクについて | 伊豆下田移住ブログ

伊豆下田移住ブログ

とある離島に住む50代サーフィン好きなおっさんが、伊豆下田への移住を画策するブログです。

こんにちは、izuijuuです。

ここのところ南海トラフ地震臨時情報が出されたり、今まさに台風7号が接近中だったりして怖いですね。

そこで、今さらながらではありますが、下田市における各種災害リスク等について調べてみました。

 

まずは地震災害についてですが、静岡県の過去に発生した地震の歴史【震度5以上】によりますと、1920年代から2020年代に至るまで、下田市で震度5以上の地震が発生したのは2009年8月11日の震度5弱の1回限りのようです。M6.5クラスの駿河湾地震はたびたび発生しているようですが、少なくとも過去においては下田市での大きな地震の発生頻度は高くないようです。

 

次に今後起こりうる地震の危険度についてですが、静岡県の地震危険度ランキングによると、県内全43市区町村中24位と真ん中よりもちょっと下っていう微妙な立ち位置となっており、今後30年に震度6強以上の地震が発生する確率は41.5%、震度6弱以上が76.7%となっています。ちなみに最もリスクが低いのが伊東市で、最もリスクが高いのは袋井市だそうです。

上記から、過去の地震災害こそ少ないものの、今後のリスクはそこそこあるよといった感じかと思います。

 

次に地震ときたら津波ですよね。そして今もっとも心配されているのが南海トラフ巨大地震とそれに伴う大津波ですが、静岡県の津波危険地域によると、下田は静岡県内でワースト1で、予想される津波の高さは33mだそうです。これはやばいですね。僕の場合、家を買う際に津波が到達しないとされている場所を選んだため、自宅の被害はさほど心配していませんが、職場やレジャー中など、どこに逃げればいいのかは常に意識しておく必要がありそうです。

 

次に台風についてですが、過去の台風による災害事例によりますと、1940年、1952年、1958年とかなり前の計3回しか記録がなく、近年の記録が見当たらないため、もしかしたら台風災害のリスクは比較的少ない地域なのかもしれません。

 

最後に土砂災害についてですが、過去の土砂災害等の災害事例によりますと、こちらも1961年、1979年の僅か2回しか記録がありませんでした。もっとも土砂災害については、一口に「下田市」と言っても地区によってリスクは全く異なり、自宅や自分の行動範囲のリスクがどうなのかで判断する必要がありますが、少なくとも僕の家は土砂災害警戒区域外ですので問題ないと思っています。大雨やそれに伴う川の氾濫等についても、家が高台にあるため大丈夫そうです。

 

まとめますと、下田市は過去に大きな地震が発生した頻度こそ低いものの、今後のリスクはそこそこあり、南海トラフ巨大地震に伴う大津波が発生した場合は、県内ワースト1・最大33mの津波がくるかもしれない。台風や土砂災害については、場所にもよるがそれほどリスクは高くない、といった感じです。

 

下田市に住むにあたって、海辺に暮らす者の宿命ではありますが、やはり最大限に警戒すべきは津波ですね。上にも書きましたが、大きな地震が起きたらどこに逃げればいいのかということを、自分の行動範囲においては常に意識しておく必要があるでしょう。仕事中に地震が来た場合はここに逃げる、サーフィン中だったらここ、買い物中だったらここ、といった風に。

 

災害はいつ起こるか分からないから怖いですが、事前に対策をしておくことでリスクを減らすことは可能です。自宅の立地を変えることはできませんが、移住を機により安全な地域、より安全な場所を選ぶこともリスクの低減に繋がります。僕の場合、今住んでいる場所(離島)の方があらゆる面で災害リスクが高いため、移住により少なくとも今より生き延びれる確率は増えると思っています。