伊豆行こう~願いを込めて~ | 伊豆高原 遊リゾートのちーさん

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伊豆のあなたのお部屋としてのご利用をお待ちしております!

【計画停電 原則実施せず】


”原則”というのは気になりますが、ほっとしました。

どこもそうだとは思いますが、計画停電の影響で観光業は

大きなダメージを受けました。


被災者の方への支援を続ける上でも、自分達が元気にならなければ

なりません。


経済が不況でそんな中でも皆、踏ん張って来たのに、止めですよね。


今日は前にも触れた宇佐美 春日神社の伝説を・・・願いを込めて・・・



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       伊豆行こう   伊東市宇佐美

                          

                             森 善寿

                         イラスト   小林一之


徳川時代の初めの頃のことです。

宇佐美の初津(はづ)にある春日神社の大楠で、兵船・安宅丸

(あたけまる)が造られました。


百丁櫓(ひゃくちょうろ)という大船で、江戸、下田から西国方面へ

航海していました。


この船に、伊豆生まれの十吉という男が乗っていました。

四国の室戸の港に停泊していたある夜のことです。


船で留守番をしていた十吉の耳に、舟ばたをたたく波の音にまじって、


「十吉どん、十吉どん、伊豆いこう


と、声が聞こえてきます。

十吉はあまりのことに気味が悪く、船の神だなにお灯明をあげて祈り

ました。

それでも、次の夜も、その次の夜も「伊豆いこう」の声が聞こえて

きます。

十吉は、たまりかねて、水夫(かこ)仲間や船頭に話しました。

船頭は、そんな馬鹿な、と笑いました。

でも、余りに真剣なので、江戸へ向かうことになりました。


室戸の港を出た安宅丸(あたけまる)は、これまでにないほど船足が

速く、信じられない速さで下田の港に着きました。


下田から江戸に向かう途中、十吉は船頭と相談して、宇佐美の沖で

安宅丸(あたけまる)を停めました。


安宅丸(あたけまる)が伊豆へ帰りたがっていたのは、大楠の古里の

宇佐美へ帰りたかったのだろうと、船の櫓(ろ)を一本もらい、

春日神社へ奉納することにしました。


十吉は境内に残っていた大楠の切り株に櫓(ろ)の一本をさし込む

ように立てました。

するとその日から、安宅丸(あたけまる)の「伊豆いこう」の声は、

聞こえなくなりました。


楠の切り株にさし込んだ櫓(ろ)からは、不思議なことに芽が出て、

やがて大きな楠になりました。


安宅丸(あたけまる)に使った釘や金具は、湯川のタタラ沢で作られた

と伝えられています。


また、江戸深川に船蔵を建て、安宅丸(あたけまる)を納めたところ、

夜ごと「伊豆いこう」というので、天保二年に船手頭・向井将監

(むかいしょうげん)が、安宅丸(あたけまる)を解体したともいわれて

います。この蔵は、一名「安宅蔵」といって、東京奇談の一つに数えられて

いました。


今年3月の春日神社 大楠
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