ドラマ「不適切にもほどがある!」を通じて考えさせられたこと | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

もう最終回らしいですが、今クールで一際目立っているといいますか、話題となっているドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)。
よくあるタイムスリップ系のドラマで、主人公の小川市郎(阿部サダヲ)が昭和から令和の時代にタイムスリップし、時代のギャップを感じつつも、徐々に令和の時代に適応していくといった内容。
ただ昨今の時勢から考えると、ガチガチなコンプライアンス時代に、一石を投じ、現代社会へのアンチテーゼや批判性を薄ら含んだ比較的攻めた作品なのかなと思います。その一方で、「このドラマはフィクションです」的なフリップを頻繁に表示させ、万全なリスクヘッジを取ったかのように見える保守的な部分も感じていて、タイトルも「不適切にもほどがある」ですから、落とし所としては、ちょうどいい感じのドラマなのかなと思います。まぁ、それでも、教育上良くない!とか批判する人はいるのでしょうけど…。
タイムスリップと言え、昭和時代って、遠いようで近い過去ですよね。少子高齢化の現代日本、割合としては長くも短くも昭和時代を生きた人々の方が多いと思うんですよね。なので、このドラマに共感した人は多いんじゃないかと。ちなみに自分は短くはありますが昭和時代を生きた当事者であり、その風景も見てきているので、共感するところは多いです。やはり当事者にはなれない江戸時代や戦国時代とは感覚が違いますね(笑)。ただ昭和時代を生きていない知らない世代からすると、極端かもしれませんが、自分が江戸時代を見るような感覚と同じなのかなと思います。
昭和、平成、令和と3つの時代を生きてきて思うのは、比較的短期間でかなり急速に物事の発展や価値観が変化したことです。自分もその時代時代に違和感を抱きながらも、知らず知らずのうちに適応してきてるんだなと思います。だから、今回のドラマに懐かしさを感じつつも、何でもあり!?の現代ではあり得ない、ある意味はちゃめちゃな時代だったんだなと思うのかもしれません。
どの時代も良き悪き所はあるわけで、決して現代が良き時代とは限りませんし、過去の時代が悪き時代だったとも限りません。
生命は変化する時代に常に適応し進化してきた歴史があるように、我らも知らず知らずのうちに適応し進化を遂げているんですね。
ドラマ「不適切にもほどがある!」を通じて、いろいろ考えさせられました。
まとまりのない内容ですいません…。では!
『不適切にもほどがある!』“The昭和のおじさん”市郎の変化 時代から学ぶ対話の必要性