八重の桜 第10回「池田屋事件」 | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

待ちに待った池田屋事件!
いろんなドラマで描かれてきた、この歴史的大事件が、今回の大河でどう描かれるのかが、注目のポイントであった。
ネタの中心に入る前に…久々に登場した佐久間象山先生。その目立ち過ぎる井出立ちに、先生の身を心配する覚馬ら…この象山を見送るシーンが、新選組!での近藤勇が象山を見送るシーンを彷彿とさせた。象山に迫る最後をさりげなく感じさせる何とも切ない場面だった…。
そして、運命の池田屋へ!桝屋こと古高俊太郎を捕縛し、壬生屯所にて拷問
を加えた新選組。その結果、尊攘派の驚くべき陰謀を会津は知ることとなる。松平容保は、家臣の進言に従い、一橋慶喜と所司代に応援要請を、新選組には祇園会所で待機させるよう命ずる。
待機する新選組…しかし、一向に下知がない新選組は嫌気がさし、単独で尊攘派が集まる池田屋を襲撃。まさにフライング行為。
今回の池田屋事件は、こってこてのまさに「THE池田屋事件!」と言える描かれ方であった。御用改から「容赦無用!」の掛け声とともに階段を駆け上がり、向かってくる尊攘浪士を、一刀のもとに斬り伏せる、局長近藤。定番の名シーン「階段落ち」の再現!…ところが、階段落ちは階段落ちだが、斬られた浪士は、階段を転げ落ちるわけではなく、階段から1階地面に落下!これは今までにない斬新な階段落ちだったw
そして、おなじみ沖田総司の吐血シーンもばっちり描かれていた。内容はともかく、綺麗な斬り合いではなく、生きるか死ぬかの瀬戸際で、なりふり構わず刀を振り回す戦闘場面が、実に生々しく、意外に好感がもてたw
新選組は、一刻の猶予も無いと判断したうえでの単独行動だったわけだが、問題は会津藩から見た新選組評…意外に意外なほど悪評であった(^_^;)。新選組の勝手な暴発により、会津は致命的な被害を被ってしまった、っというわけだ。
会津ならびに幕府が、ここまで新選組の歴史的行動を批判するのは、なんとも斬新で、面白い展開ではあった。ただ史実では、会津、幕府から池田屋での功績により、多大な特別手当が支給されている。この矛盾を、今回の大河は、どう説明してくれるというのだろうか⁉
会津のためよりも国のためを重視する松平容保ならではの、粋な計らいだったのだと、個人的にはこの矛盾をクリアしておきたいw
さて、池田屋事件をきっかけに、長州勢が京に攻め上る。次回はいよいよ禁門の変が描かれる感じですね。楽しみはまだまだ続くね!
そして、最後に新島襄を演じるオダギリジョーが登場。どうしても斎藤一のイメージが払いきれない(^_^;)。あと今回の斎藤一があまりに小さくてちょこまかしてるように見えてしまうのが、若干気になるw
全く八重の話が無くて、申し訳ない!今回ばかりはお許しを!(^_^;)