幕末史跡巡り2012年12月 -京都- Part3 | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

昨日、映画「るろうに剣心」のDVDを見ました。
配役、映像、音楽共に大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)を彷彿させる感じでした。特に、香川照之が演じる武田観柳なんて、まさに岩崎弥太郎そのものって感じwあと、アクションシーンはとにかく凄かった。なかなか面白い映画でした。
前置きはこれぐらいにしまして、本題は…昨年末に行った京都の史跡巡りネタ。昨年中に2度更新しているから、今回3回目ということになります。前回は伏見の寺田屋でしたが、まだまだ伏見の史跡巡りは続きますw
まずは寺田屋から伏見桃山駅へ向かい、駅を通り抜け反対側に出てすぐのところにある魚三楼という料亭から…

以蔵のblog-魚三2

以蔵のblog-魚三1
一見見た感じでは、祇園などに残る年季の入った料亭って感じですが、よく見ると窓格子に弾痕が残っている。これは慶応4年1月に勃発した鳥羽伏見の戦いによって、できたものらしい。寺田屋も含め、現在の伏見桃山駅周辺は、鳥羽伏見の戦いによる戦火により、大多数の建物が焼失したとされる。そんな中、この魚三楼は、戦火を奇跡的(!?)に潜り抜け、現在に残る貴重な幕末史跡のひとつとなった。当時の建物を、維持するのは大変だと思いますが、当時の戦況を生々しく後世に伝えてくれるのは、このような傷跡…今後も守り抜いてほしい史跡のひとつです。
そして、鳥羽伏見の戦い当時、会津藩や新選組が本陣としていた伏見奉行所跡へ…


以蔵のblog-伏見奉行1

以蔵のblog-伏見奉行2
この辺りの広範囲は団地で、なかなか当時の伏見奉行所を想像するのは難しい(^_^;)。ただ、西奉行町・東奉行町という町名が付いており、「ここは伏見奉行所だった場所」という手掛かりを僅かながらではあるが、残してくれている。鳥羽伏見の戦いにおいての薩長による一番の攻撃対象というか標的となった所であろうから、焼失してしまったのは当然の成り行きだったのかもしれないのだろうけど…現在に伝えるものは、団地の片隅にひっそり建っている石碑だけというのは、何とも淋しい…(^_^;)。二条城のように、僅かでも当時の建造物が残っていたら、重要文化財として現在に残っていたのは間違いない。この目で見ることができるのは、石碑とどこにでもありそうな団地だが、2つの町を歩き回ってみると、かなり巨大だった建物または敷地だったことは、イメージできる。
次は、伏見奉行所を火の海と化させた薩摩が陣を敷いた御香宮神社へ…


以蔵のblog-御香宮1

以蔵のblog-御香宮2
伏見奉行所跡を見下ろすような場所にある。現在は、ここから奉行所跡を一望することはできないが、当時はさぞ見晴らしがよかったに違いない。このような陣取りが、薩長を勝利に導いたのは言うまでもない。ここで、旧幕府軍が薩長に抗戦するのは、かなり無茶なことだっとと想像できる。神社の中には、鳥羽伏見の戦いの碑が建っている。
伏見桃山周辺の史跡は以上です。次は、伏見桃山から京都市へ向かって若干北上したところにある墨染へ…


以蔵のblog-墨染
ただの町並みって感じであり、その場所を特定することもできず、想像することも困難ではありますが…この辺りといってもけっこう広範囲になるかもしれませんが…この墨染付近で新選組局長近藤勇が、御陵衛士の残党に銃撃されました。この銃撃による負傷で、近藤勇は鳥羽伏見の戦いに参戦できず、新選組を土方歳三に託すことになったのです。
伏見方面史跡のラストを飾るのは、墨染と伏見稲荷の間ぐらいに位置する藤森神社…


以蔵のblog-藤森
藤森神社の中に、腰痛に悩む近藤勇が参拝したとされる「いちのきさん」と言う大きな木の幹が祀られている。ただ、ここにいった後、歩き過ぎのせいか…腰が痛くなりました(苦笑)

っということで、今回はこれまで!!伏見方面は、ここでラスト(もう少しあるかな…)かもしれませんが、京都史跡巡りはまだまだ続きます。