新春ワイド時代劇 「白虎隊~敗れざる者たち」を見て | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

テレビ東京の新春ワイド時代劇(7時間)として「白虎隊…」が昨夜放送された。
まず一言…見終わってからの真っ先の感想、タイトルが何故、白虎隊なのか??。7時間の中で白虎隊が登場したのは、トータルでも30分程度ってところ…主役は西郷頼母だし(^_^;)。タイトルはズバリ「西郷頼母…」でよかったのではないか!?
そして準主役級として、松平容保、土方歳三が登場したが、まず2人のイメージが、個人的にイメージする2人とは大きくかけ離れていた。まず、容保役に伊藤英明、土方に岸谷五郎…役者の年齢が開き過ぎではないか…容保と土方は、同じ歳である。次に2人とも容姿をある程度イメージできる写真を後世に残しているのに、それが活かされていなのが残念。ならば!!と…2人を逆にして想像してみたけど、それでもイメージには程遠い(^_^;)
配役は百歩譲って、いいとしよう。一番遺憾に思ったのは、新選組の描かれ方。ドラマだから、ある程度史実とされているものから離れてしまうのは仕方ないけど、このドラマに関して言えば、離れ過ぎ。時代劇には欠かせない時代考証が居たのか!?って思うほど離れ過ぎ(^_^;)
芹沢暗殺は一瞬新見錦の切腹シーン?かと思ったぐらいだし、土方が会津戦争にあれほど携わっていたというのもおかしい。会津藩に忠義を貫き通した、もっとも会津と時間を共にした新選組隊士である斎藤一を登場させたほうが、相当適切ではないか?
ドラマなので、しょうがないんだろうけど、あれを見てあれを史実だと信じてしまう人が、居ると思うと…あれだけ適当に新選組を描かれると…新選組ファンなら誰でも物申したくなるはず、そうなったのは自分だけだろうか…??。
新選組が登場するのは嬉しいし、俄然ドラマに対する注目度は上がるけど、あまりに適当過ぎると登場させなかった方がよかったってことになる。今回のドラマはまさにそれで、新選組を登場させず、タイトルを「西郷頼母…」とかにしていれば、そこそこ良いドラマだったと思う。
まさに同じ時代・場所が、今年の大河ドラマで描かれるのだろうけど、新選組が絡むからには、どんなに扱いが小さいとしても手を抜かないでほしい。それだけを願う!!
年始早々、クレーム染みたネタで申し訳ない!!w