娘は、パパはこの家の何が嫌で、自分達の何が駄目でこの家から気持ちが外に向いてしまったのかと言っていました。
ここにいるのが辛かったのなら外に向いてしまう気持ちもわからなくはない、自分もそうなったら同じだと思うと。
主人はよその子供なんか見てなかった。
主人はうちの子供達の父親を辞めようとしてなどいなかった。
ただ、私を愛していないだけ。
他の人を好きになり、純粋に一緒にいたいと思って二重生活をしていただけ。
私と離婚をし、その人と暮らしたいだけ。
娘がこれを知れば、パパがそう思うのならしょうがない。
そう言う気がして、私は娘が捨てられるわけではないという事実を知る安心と、娘が主人の気持ちにも寄り添い離婚を勧めてくるような気がした。
これはパパとママの問題だと。
娘も純粋な年頃。
こんなに純粋な話はない。
人を好きになった、一緒にいたいは当然だと感じるだろう。
邪魔者は私だ。
愛されてもない、必要とされていないのにしがみついている情けない母親だ。
幸せな家庭なんて、私が壊さないように一生懸命取り繕っていただけで中身なんかなかったのかもしれない。
私は子供達の前で、ただ愛されずに捨てられる母親になろうとしている。
主人は父親を辞めないのだから。