昨年5月にコロナが5類に引き下げられたというのは覚えていらっしゃいますか?
感染症は1類から5類に分類されています。
当然?1類のほうがコワイ感染症。
1類感染症
感染力が極めて強く、また罹患した場合には致死的となる、危険度が最も高い感染症を指します。「アウトブレイク」という映画のモデルにもなった、エボラ出血熱などが分類されます。1類感染症がもし国内で発生した場合は、無症状者でも強制隔離や行動制限をするなどいわゆるロックダウンなどの実施が法的に可能となります。2類感染症
1類ほどではありませんが、感染力と重症度が高くパンデミックを起こすリスクがあるなど、予防の観点から重要な感染症と定義されます。過去に流行した新型コロナウイルス(SARSやMERS)と新型の鳥インフルエンザウイルスはいずれもこの2類に分類されてきました。その経緯もあり、今回の新型コロナウイルスCOVID19も発生当初より2類感染症に分類されました。感染症法上では感染者の就業制限等は可能ですが、本来は無症状者の行動制限は行うことができず、COVID19における緊急事態宣言は別の法律の適用(新型インフルエンザ等対策特別措置法など)により施行されました。3類感染症
集団食中毒など、主に食べ物や飲み水を介して集団発生し多くの感染者を発生させる可能性のある感染症が対象となっています。数年おきに日本でも集団食中毒で話題となる大腸菌O157や、アジアからの輸入感染症として比較的頻度の高い赤痢や腸チフスなどが分類されます。4類感染症
4類は特殊なくくりで「人畜共通感染症」と呼ばれ、動物や虫などを介して人に感染する感染症の一群のことです。例えば、東北地方でマダニに噛まれることで感染するリケッチア感染症(ツツガムシ病)や、北海道で野生のキツネを触ることで感染するエキノコックス症、蚊により媒介されるマラリアや日本脳炎などが挙げられます。5類感染症
危険度がさほど高くないものの、感染拡大を防止すべき感染症で、国が感染症発生動向調査を行い、流行状況情報を公開している感染症です。麻疹(はしか)や風疹、おたふく風邪や水ぼうそう、他にも手足口病やインフルエンザなど、しばしば流行が見られ世の中では比較的よく耳にする身近な感染症が含まれています。5類感染症は、就業制限や行動制限等の法的な拘束力はなく、感染予防の方法や隔離を実施するかどうかは患者さん自身の判断に委ねられます。補足ですが、これら1~5類感染症分類とは別に、新型インフルエンザ感染症、指定感染症、新感染症、などの分類も別枠として設定されています。
感染症分類の話をしよう - 東京ビジネスクリニック【公式】365日年中無休 休日・夜間診療 (businessclinic.tokyo)
もともとコロナウイルス(COVID19)は2類に分類されていました。
それが5類に引き下げられたということがどれだけ落ち着いてきたかってわかると思います。
今でも”コロナウイルス”からなるSARSやMERSは2類のままですし。
でね、いろいろ落ち着いてきて「コロナってなんだっけ?」みたいになってくると
「アレなんだっけ?」
なんて会話になってきてとんでもない命名をされることになったりするんですよ
FBでお友達になってくださっている方は読まれたかもしれませんが
とある場所でご婦人方が
「アレにかかっちゃって」
「コアラ!じゃなくてコレラ!」
なんて会話をなさっていたんです!
コアラはオーストラリアの動物で
コレラは3類のコワーい感染症
以前から「コロナなんて風邪の一種だ」という乱暴な声もありましたが、
そんなこと言っちゃうとまた2類に戻っちゃいますからね。
今でも”コロナウイルス”からなるSARSやMERSは2類のままですし。
(2回目)