また、足首の内側に戻ります
内くるぶしの下、土踏まずの上あたりが出っ張ってる
普段痛くないけれど、運動すると痛い
出っ張っている骨は”外脛骨”(がいけいこつ)
それが痛み始めると”有痛性外脛骨”と呼ばれます。
”外脛骨”って?
足には小さな骨がたくさんあって、関節をたくさん作っています。
おかげで、歩行動作などで微妙な動きができたり、アーチを形成してショックアブソーバーになってくれたりしています。
土踏まずの上あたりにあるのが舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨で、後脛骨筋(こうけいこつきん)がくっついています。
(後脛骨筋はつま先立ちになったり、でこぼこの道を歩く時に足首を安定させたりなどで使われる筋肉です。)
先天的に、この舟状骨付近に”外脛骨”と呼ばれる過剰な骨ができることがあります。
外脛骨は女性に多いと言われ、また、両足にできる頻度が高いと言われています。
外脛骨のできる場所が舟状骨の内側後方で、ちょうど後脛骨筋腱の付着部位に巻き込まれる形になりやすいです。
外脛骨自体が、痛みを誘発する訳ではありません。
外脛骨が存在することで足の内側が出っ張ってきて、外的な刺激(圧迫)を受けやすい構造になります。
例えば靴を履くと常に圧迫されてしまうとかです。
ほかに、ケガとか過度の運動などで外脛骨が過剰に刺激を受けると痛みが生じます。
”有痛性外脛骨”になってしまうんですね
有痛性外脛骨の方は偏平足を合併することも多いです。
扁平足が合併すると、ショックアブソーバー機能が働きづらいので、有痛性外脛骨による痛みがひどくなりやすいと考えられています。
足が痛くなると余計にひきづって歩くようになり、足を動かさなくなり、また偏平足が強調されて悪循環ですね
一般的な治療法は足底板と言われるインソールを入れることです。
しばらく安静にして痛みが治まれば運動の再開も可能ですが、運動することでまた痛みが再発することもあります。
特に成長期には外脛骨も大きくなっていくので、痛みが増しやすいようです。
安静と治療で様子をみながら運動を続けるのが一番だと思います。
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ほねつぎ大幸院(東洋整骨院 大幸院)
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有難うございました。