前回、内くるぶし付近の足根管について書いたので、
今回は外くるぶし付近のお話。
足首を捻挫したことありますか?
よくやってしまうのが☝
カクンってなったくらいで済めば大したことはないのですが、
ひどくなると、靭帯を損傷してしまいます。
「捻挫だね…」
と言うと、よく聞かれるのが
「骨は大丈夫ですか?」
みなさん!
骨折よりも靭帯損傷のほうが長引くことが多いんですよ~!
もちろん、骨折も厄介な状況はありますけれどね
ちょっと乱暴な言い方ですが、骨折は整復後しっかり固定して骨がくっつけばまず大丈夫です。
が、靭帯は伸びてしまうとなかなか元に戻りません。
そして、細かい繊維が入り組んでいるので整復も厄介だったりするんです
で、ここからが本日の本題”足根洞症候群”
洞穴みたいに凹んでいるから”足根洞”ですね。
この洞穴はたくさんの靭帯で覆われています。
その靭帯を痛めてしまったのが”足根洞症候群”です。
ひどく捻挫した時に、一番損傷しやすいのが前距腓靱帯。 この前距腓靭帯が断裂するときに、同時に周囲のいろいろな靱帯が損傷を受け、足根洞内に出血してしまいます。 内出血して赤紫色とか真っ青とかになって腫れますよね? これがうまく治らないと瘢痕組織や線維組織という状態になって(かさぶたみたいなものですね)、痛みの原因になります。
たかが捻挫!と思って放置したり、ちゃんと治るまで治療をしないと後々変な痛みが残ることになってしまうんです。
外くるぶしのちょっと前側がいつまでも痛い! 足関節の不安定感! でこぼこ道での立位や歩行時に痛い!不安感! 足の外側がしびれる!だるい!
「捻挫はクセになる」と言われますが、捻挫というケガがクセになることはありません。 ですが、捻挫の後に”足根洞症候群”になってしまうといわゆる”ゆるい”状態になって”クセ”のように繰り返しやすくなってしまいます。
「もう痛くないから」と途中で治療を止めず、ちゃんと最後まで治してくださいね。
~~~~~~~ ほねつぎ大幸院(東洋整骨院 大幸院) http://toyo-daiko.com ~~~~~~~ 画像はネットからお借りしています。 有難うございました。
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