近頃、踊りの表現力をもっともっと深めたいと思い、5歳の娘(まだ幼いですが共に舞台に立つためお稽古している同志でもあるので😂)を連れて一緒に琉球舞踊はもとより、様々なジャンルの舞台を観に行っています。
歌舞伎、バレエ、ミュージカル....
そんな中、ちょうど京都を旅行中にたまたま祇園をどりの期間中だったので、これは良い機会だと思い祇園会館に観に行きました。
舞妓さんをお座敷に呼んでお茶屋遊び...なんてもちろんやったことはないので、舞妓さん芸妓さんを見たことはあっても、芸を披露する姿は見た事はありませんので、貴重な体験でした。
初々しい舞妓さんの踊り、円熟した芸妓さんの踊り、どちらも魅力的です。
素晴らしい衣装に目を奪われるのはもちろんですが、美しい指先、裾さばき、無駄のない目線、緩急・強弱のコントラスト、優雅な動きを支えるブレない安定した重心。
日々のお稽古なくしては、培われないものだということが滲み出ていました。
また、想像していた雅やかな舞だけではなく、私たち伊是名の会がよく舞台で使う"カイ"を使った、躍動感のあるちょっとコミカルな踊りもあり、娘も「これは伊是名の会の踊りにすごく似てるよ!」と夢中で見ていました。
会場中見渡しても子供は娘しかおらず、それはそれは年齢層高めだったので(笑)、娘が途中で飽きないか心配でしたが、1演目は短く、冠位十二階の色をテーマに季節感などをうまく加えた構成で次々と8演目が展開していったので、娘にもわかりやすかったようで楽しんで観ていました。
娘の様子をみていて面白かったのは、京舞を琉球舞踊と比較しながら観ていたこと。似てる部分や違う部分を探しながら鑑賞していました。
祇園をどりを観た後、刺激を受けたのかホテルのスパ用の浴衣を着ると「あ!これ袖がついてるからちょうど良いね!ユンタの練習できるよ!」と安里屋ユンタのお稽古をしていました(笑)
親子共々、また一つ良い勉強になりました!
by マキシ