昨日はちょっぴり考え事してました。
練習不足な子たちが、ちょっぴり多かったので。
楽しいレッスンを提供することを第一に考えてはいますが、
そろそろ、ピシっといった方が、良いのかなぁ・・・。
優しい先生すぎるのかなぁ・・・。
でもね。私は1週間で1回しか会いません。
練習に付き合っているのは、お母様、お父様だったりするんですよね。
ご協力があってのことでもあるのです。
「先生に怒られるから」という理由で練習されたって、
まったく嬉しくないですし。
以前のブログを読み返しながら、
自分で書いていた記事に、はっとさせられたりしました。
今日は、お母様たちにももう一度、読んでいただきたいなと思って、
もう一度同じ記事を載せますね。
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今日、ドライブ中に、車の中でラジオを聴いていると、
パーソナリティーと、ミュージシャンが、二人でトークされてて、
考えさせられたやりとりがありました。
「昔、5歳からピアノを習っていたけど、練習がめっちゃ嫌いだった」
という、ミュージシャン。
「私もピアノの練習めっちゃ嫌いだったです」というパーソナリティ。
つまり、そこにいる2人中、2人共が「練習がめっちゃ嫌だった」と言ったんです。
うーーん。考えさせられますね。
理想では、ピアノを楽しく続けて欲しい!っていう思いがあっても、
残念ながら、多くの人が幼い頃、「ピアノの練習が嫌い」・・・これが現実なのかもしれません。
でも、幼い頃ピアノの練習が嫌いだった、
現ピアノ講師のAIMEIが言い訳させてもらいますが!!
「ピアノの練習が嫌い」=「ピアノが嫌い」とは限りません。
「練習」が!嫌いだったんです。
私は、小さい頃、ピアノの練習となると、
じんましんがでて、洋服を脱いで、床を転がって、かゆがっていたそうです。
(アレルギーやん・・・)
いかに、練習をしなくて良いか・・・めっちゃ反抗しまくったそうです。
でも、不思議なことに
今ピアノが楽しいってことを、その私が教えています。
じゃぁ、せめて「練習が嫌いだけど、ピアノは好き」
ってなるためには、どうしたら良いんでしょうね。
まずはちょっと考えてみましょ♪
子供が、ピアノの練習が嫌いな理由。
①孤独。
例えば、部活の練習・・・きつくても、みんな頑張るでしょ?毎日毎日。
それは、一緒に頑張り、励ましてもらえる仲間がいるから。
ピアノは、基本練習は一人だったりします。
それも、家族のみんなは、テレビを見ていたり、ゲームしてたり・・・
そんな中、関心を払われるわけでもなく、一人でヘッドホンして、練習。
孤独・・・だから嫌いです。
では→ どうしたら良いと思いますか????
子供が練習ているときに、なるべく、孤独にしないでください。
部活で頑張れるのは、仲間の励ましがあったりするからですね。
では、ピアノの練習が嫌にならないために、どうしたら良いですか?
耳を傾けてあげてください。テレビを消してあげてください。
間違えるたびに、ため息をついたり、ダメ出しをしたり・・・。
子供がどうすれば、上達するかも大事ですが、
どうすれば練習に向かいやすくなるか・・・も考えてみてください。
②わけがわからない
難しすぎて、もう、何がなんだかわからない。
えっと・・・今のAIMEIだって、あります。
何度、そんな曲を「変な曲!!」と曲のせいにして、ピアノの蓋を閉めたか。
次から次に、わかって、
次から次に弾けるんだったら、きっと練習はきつくないんです。
では→ どうしたら良いと思いますか????
大人の目線で良いので、ちょっと考えてください。
お料理をつくったとします。
良い味が出たね!と思って、
しばらくたって、何のメモもなく、同じ味を出すのって難しいときってありませんか?
ピアノも同じ。
レッスンで、せっかく習っても、
3日たつと、すっかりやったことを忘れちゃって、
「わ・・・わからない・・(汗)これ、やったっけ?」となります。
つまり、0からまた悩まなくっちゃいけないんです。
では、一番苦ではなく、弾けるのはいつだと思いますか?
そう。帰ってすぐです。
練習が嫌いな子ほど、ぜひ、帰ったらすぐピアノでおさらいをしてください。
今習ったことをおうちでもできるか、試してみてください。
あまりにも、子供がわからなすぎて、辛そうだったら、
ヒントの手をさしのべてあげてください。
③他に楽しいことがありすぎる。
子供は最初はピアノだけが大好きでも、
成長するにつれて、だんだんと「楽しい」ってことが増えてきます。
とってもそれは良いことですね♪
その楽しいことに時間をいっぱいつかいたいがために、
ピアノの練習のことを忘れてたり、嫌になったりします。
では→ どうしたら良いと思いますか????
楽しいことが沢山あるなら、ぜんぶしちゃえば良いじゃないですか。
でも、やっぱり優先順位はあると思いますよ。
それは、家族のルールとして決められて良いと思います。
そう。ここは家族のルールです。
AIMEIが決めることではありません。
何かを我慢してピアノをするより、
ぜひ、上手に時間を区切ってあげてください。
ピアノを○分したら、これをしようねというのも大事かもしれません。
そして、幼いうちは、ピアノに向かう時間が苦になりすぎるほど長くなくて良いと思います。
そして、最後に大事なこととして、
大人の側の辛抱が必要。
一番近くで見ておられるのは、ご家族です。
不安になったり、イライラしたり・・・
わかります。わかりますけど、
長年教えている私だからいえますが、
全員の生徒が、「今週は練習不足だね」って思ったことあります。
言われなくても、練習できる子もいますが、
そんな子でも、ムラはあります。
なかなか練習しなかった子も、
ぜったい、練習する時がきます。
その前に、大人の側が辛抱がきれて、
子供に継続することの大切さや喜びを知る前に、
切ってしまうのは、本当に残念なことだと思います。
長い目で成長を見てあげて、
一つ一つできた小さなことを喜んであげないと
本当にもったいないです。
なんで、練習しないの!!
せっかく・・・そこまで考えられたなら、
ぜひ、あと一歩。
では→どうすれば良いか?
まで考えてみてください。
実際・・・全く言われなくても、進んで楽しそうにピアノの練習ができる。
子供の生徒さんの中では、指で数えられるほどしかいません。
でも、みーんなレッスンには、
お母さんたちに言われながらも、練習が嫌でも、
それなりに、練習して楽しそうに来てくれるんですよね。
嬉しいことです。
「練習が嫌いなのは当たり前・・・」
これが現実である中で、せめて
「練習は嫌いだけど、ピアノは大好き」って子になってくれるよう・・・
そして、ちゃんと上達できるように「練習」ができる子になってくれるよう。
大人の私たちはどうしてあげられるんでしょうね。
ラジオから考えさせられた話でした♪
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