こんにちは~!
この時期にブログのネタが切れた時に時々降臨するNHKの神企画!
先日の日曜日にNHKスペシャル「東洋医学を科学する~鍼灸・漢方薬の新たな世界~」が放送されました。
今回のゲストは世界のランウェイで活躍するモデルの富永愛さんです。
富永愛さんが鍼灸や漢方薬をご自身で体験するという企画ですね。
私は鍼灸は専ら施術してもらう側なので、本業である漢方薬についてお話しいたします。
富永愛さんが実際に漢方専門の先生に診察してもらう所から始まります。
軽いめまいがあるという富永愛さんに対して問診した後に、先ず舌診が始まります。
舌診というのは東洋医学独特の診察方法で、患者さんの舌の状態から体の状態を推測するのです。
富永さんが舌を出した時に、つい私もジーッと見入ってしましました。笑
「あれ?富永さんってあんなに身体は細いのに舌はボテッと分厚いぞ。それに舌の周りに歯形がある歯根舌!あと、舌の表面が白い苔があるのかな?カメラさん、もっとアップで映して~」
舌診だけの画面越しの私の診断は脾虚・痰湿・水毒かなぁ?自信はありませんが・・・
舌診のあとは腹診に移ります。
お腹の色々な箇所を押すことによって胸脇苦満とか瘀血などの体の状態がわかります。
これは患者さんに直接触れるので、舌診より正確です。
我が母校である北里大学の漢方の先生は「舌診によって得た推測をお腹を触って確認する」と講義で言っていましたね。
(お腹が触れるのはお医者さんだけで、腹診をすることができない薬剤師としては羨ましくもあります)
実際、富永さんを診察した先生も腹診によって、胃腸の不調を確認していました。
先生が富永さんに処方した漢方は、半夏白朮天麻湯!
うん、いいんじゃないでしょうか?
番組内でも
半夏・・・胃腸の機能回復
白朮・・・水分代謝調整
天麻・・・眩暈に効果あり
と解説されていましたね。
あとは、富永さんは仕事上お疲れでしょうから、漢方を飲みつつ休息を十分にとってほしいと思います。
意外と長くなってしまった!笑
次回に続きます。
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