こんにちは~!
ここ数日暖かかったせいか、花粉が飛んでますよね?
昨日から花粉症の患者さんのご相談が増えております。
(今年は花粉症の漢方の品不足が起こりませんように・・・)
さて、前回ブログでブログ読者さまから質問がありました。
「身体を観察ってなんですか?」
あれ、そんなこと書いたっけ?とブログを読み返したらしっかりありました。笑
「鍼灸や漢方を飲んだら身体を観察し・・・」のくだりですね。
これは、言葉の通りです。
鍼灸の施術や漢方を飲んだ時に起こる身体の変化を事細かく観察するというものです。
漢方薬を飲んだ場合で説明してみますね。
分かりやすいのは風邪の漢方でしょうか?
まさに今朝、葛根湯を飲んで身体の観察をしたところです。
今日の起床時に背中にかすかな寒気と鼻水、軽い鼻づまりを感じました。
多分、寝ている間に身体が冷えたのでしょう。
これは普通の人だったら何も気に留めない現象だと思いますが、虚弱な私にとっては由々しき事態です。
これを放置したら本格的な風邪に突き進み、体調不良で仕事を休むことになります。
しかしながら、一人でお店をやっているのでそれは許されない!
病気の芽は小さいうちに摘んでおくに限ります。
ということで、寝床に常備してある葛根湯をすぐ服用し布団に入ったまま身体の状態を観察しました。
すると、5分くらいで寒気が減少し鼻詰まりが取れてきます。
鼻水はまだ出たままなので、出勤後に麻黄附子細辛湯に変更して身体を観察。
10分後には鼻水も完全になくなったので、通常業務をこなしています。
身体を観察するのは別に暇だからではなく(笑)、漢方薬が身体に対してどのような作用を及ぼすかを知るためです。
これで思わしくなければ、他の漢方に変更したり追加したりできますし・・・
「この処方はこのように人体に作用して、この症状に効くのか」と自分の勉強にもなりますね。
鍼灸の場合でも、「鍼灸で背中が緩むと肋骨も緩んで、こんなに呼吸が深くなるのか」と観察しながら施術してもらってます。
そうすると、「この患者さんは漢方より鍼灸の方が合いそうだな・・・」みたいな感覚が掴めるのです。
まあ、こんな観察するのは私が漢方薬局をやっているという職業上の癖でしょうね。
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