春や秋 梅雨時のアレルギー以外の鼻炎って?☆? | いわつき小児科クリニックのブログ

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いわつき小児科クリニック 院長の戸塚隆太です。
お子さまや親御さん方の力になればと思い、
日頃、私が感じていることなどをお話していきたいと考えています。


季節の変わり目や梅雨時に鼻がつらい方

もしかしたら「血管運動性鼻炎」かもしれません。

「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」は

鼻への異物(いぶつ)の侵入(しんにゅう)を防ぐメカニズムです。

それを「鼻炎」とよび、透明な鼻水の鼻炎には、

「アレルギー性鼻炎」と「血管運動性鼻炎」の二つがあります。

鼻にアレルギー反応が起こるのが

「アレルギー性鼻炎」で、ハウスダストアレルギーや花粉症などがそれです。

「血管運動性鼻炎」は、

アレルギー反応の関与が、検査などでは、原因がはっきりしないものの、

鼻の粘膜の、血管や自律神経で、鼻が過敏になり、

「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」 の鼻炎と同じ症状を示す病気です。

春や秋や梅雨時に多いといわれています。

「血管運動性鼻炎」は、

*温度変化(寒暖差がある、季節の変わり目、梅雨時など)

*たばこの煙や、辛かったり刺激のある食べ物

*飲酒 (私もお酒を飲んで鼻水出ることあります)

*精神的ストレスや生活の不安定

などが きっかけとなり

鼻の粘膜の、血管や自律神経のはたらきが過敏になっておこると言われています。

アレルギー性鼻炎の治療では

抗原の除去・吸入回避が重要です。

血管運動性鼻炎は

アレルギー反応で起こっているものではないので

症状を抑える対症療法が主体になります。

薬物治療では

抗アレルギー薬などの内服薬がやや効きにくく、

ステロイドの点鼻が効果があると言われています。

「血管運動性鼻炎」は

☆ストレスをためない

☆睡眠不足にならない 

( 夜のパソコン ゲームも含めて)

☆アルコールを飲み過ぎない

☆たばこの煙やほこりを吸わない( 副流煙など)

☆規則正しい生活とバランスの取れた食事を心掛ける

☆適度な運動をして体力を付ける

などに注意し

症状を悪化させない努力も大事です☆☆

ぜひ外来にてもご相談ください☆☆