Amazonで募った支援物資⑥ | 粘着されまくり

粘着されまくり

粘着されているので、基本放置です。

本日の状況報告となります。


本日我が家に運び込まれた標記物資は、延べ136箱でした(過去最高)。


宅配便のトラック(2t車)が、貸し切り状態のごとく、全ての荷物が我が家宛といったケースが発生し、宅配便のお兄さんから「荷物降ろすの手伝ってもらえませんか」と言われ、そのお兄さんと二人でトラックから荷物を降ろすのも手伝いました。


広いだけが取り柄?の我が家ですが、とても家の中には入りきれる物量では無く、それらの荷物は自宅の軒先にまで、一時的に置かれている状況でした。


Bifour

日々つれづれ


日々つれづれ


今朝一番に届いた37箱の心温かい救援物資の仕分けを一人で行っていると、その後宅配業者が3社来て、救援物資の量は増えていく一方になり、途中で宅配便のお兄さんの件でイレギュラーがありながらも、ひたすら仕分け作業を行い続けました。


正直、体調は芳しくなかったのですが、その日の物資(荷物)はその日のうちに仕分けてしまわないと、翌日にも物資が届くことが分かりきっていたからです。


仕分け作業をやり始めると、納品書に記載されているメッセージが、自分自身の励みへと代わり、体調が悪いことをすっかり忘れ、仕分け作業に没頭していました。



下記、納品書へ記載されていたメッセージ


奈良県 近藤かおり様

「ようやく暖かくなってきましたね。ご自愛ください。」


茨城県 松本拓二様

「お疲れ様です。ボランティアには行けませんが、何か出来ることが無いかと探していたところAmazonにたどり」


大阪府 土井健司様

「被災地支援にAmazonが使えることをラジオで知りました。少しでもお手伝いさせて貰います。」


東京都 大宮薫様

「是非必要な方に差し上げてください。生活の再建に役立てていただければ幸いです。」


岩手県 松本久美子様

「慣れない生活でお疲れが出ている頃と思います。皆さん、どうか無理なさらず、少しずつ前進をしていってください。高額の物は難しいですが、機会がありましたらまたお送りしたいと思います。」


愛知県 吉田初様

「無理せず、ゆっくりやってください」


北海道 藤原あゆみ様

「一日も早い復興を祈っています。」


東京都 川合美和様

「少しでも皆様のお役に立てればと思っております。一日も早い復興を心より祈っております。」


福岡県 白川純子様

「少ししか贈れず、ごめんなさい。パリッと乾いた洗濯物を、お1人でも、お2人でも、使えるようになりますようにと願っています。」


東京都 大渕豊様

「ささやかではありますが、お役に立てれば幸いです。お体に気をつけてください。」


東京都 柴崎尚子様

「少ししか支援できませんが、お役に立てると嬉しいです。聞き飽きた言葉だと思いますが、言わせてください。頑張れ!」


以上が本日搬入分の納品書へ記載されていたメッセージの全てです。



当然これらのメッセージひとつひとつが、自分自身の励みになったことは言うまでもございません。

このメッセージを励みに、仕分け作業を行いました。



After

日々つれづれ

日々つれづれ

日々つれづれ

日々つれづれ

日々つれづれ

日々つれづれ


これらのメッセージのほかにも色々とメッセージをいただきました。


「体調を崩されてるとのこと。長く続けていくためには、多少仕事が遅れても、自分の体調管理を優先させるべきだと思います。とはいってもなかなかそうならないのはわかっているのですが。倒れてしまったら、支援活動自体が倒れてしまいかねません。まずはご自愛ください。あと完璧主義は返上することも、楽になれるコツです。 応援してますから、ほどほどにがんばってくださいね。」


ほか、以前のblogへも直接コメントを頂戴しています(感謝)



今回ご支援いただいた物資は、赤前小学校の避難所へ避難されている方から出ている物が大多数です。

避難所が、赤前小学校になっているので赤前小学校よりのニーズだけとは限りません。

赤前小学校より出るニーズは、避難所の代表として出されています。

ほかに避難されている方達のPTA単位、個人単位など、様々なニーズに基づいた物も掲載されています。


同校の校庭へは、4月13日(水)より仮設住宅の着手が始まり、現在78戸(世帯)の仮設住宅が建築中です。

現在避難所に避難されている方は、今月中には全て仮設住宅へ入居します。


仮設住宅への転居を終えたら、早急に「自治会」を作り、今後は赤前小学校から手を離れ、当該自治会が独自で動き出すことになっています。


現在Amazonの「ほしい物リスト」は、仮設住宅へ入居される方への支援も兼ねています。

当該自治会が動き出し、軌道に乗ったら、その自治会独自で「ほしい物リスト」を作るかと思われます。

そうなった場合、当該リストの『役割』も終えることになります。

そう言った観点で、今現在は『移行措置』として残しています。


震災で失う物は失ったけど、その『借金』を返済し続けていかなければいけない人が大勢います。

その反面、自立するためには必要になってくる物も数多くあることは紛れもない現実です。

ただ個人個人のニーズは多種多様なのが現状ですが。


諸事情により、赤前小学校(避難所)への物資の搬送先を我が家にしておりましたが、自分自身の体調不良や、一家の主としての役割も当然行わなければならず、赤前小学校と話をした上で、赤前小学校で引き受けていただける体制になったので、Amazonの「ほしい物リスト」の送付先を赤前小学校(避難所)へ直接届くように変更済みです。




被災地へ直接支援物資を送られている方へ


下記でも触れておりますが、被災地では物資の仕分け作業が困難です。

http://ameblo.jp/iwate-de/entry-10881918200.html


今でも「ボランティア過疎地」の現状は変わりません。

http://ameblo.jp/iwate-de/entry-10870427867.html


自分自身で色々なところで見たり、聞いたりする範疇では、物資の仕分け作業の方へ数少ないボランティアなどの人員を大幅に割かれています。


どうかその点も勘案し、物資を送るようにしていただければ幸いです。

これは、どこの避難所などでも基本的に同じ事が言えるかと思います。


被災地で最も困る物資の送られ方

1つの箱へ、多種多様な物をぎゅうぎゅう詰めの状態で送られることです。

当然そこで仕分けの作業が入り、相応の時間(人員)を割かれてしまう結果になります。



今現在でも被災地では、災害ボランティアを募っています。

被災地の市町村役場のサイトを検索してみてください。

被災地では、今現在も災害ボランティアを必要としています。





最後に

本日、自分宛に来たメールに下記の記載がありました。


東京では復興ムードで地震の話も少なく、震災のお話がでても過去の話のようなニュアンスで感動の話ばかりを流したりで空しいです。

まだまだ現場は辛いことが多いのにどういうことなんだと思います。


この内容だけで自分自身が判断すると、一番恐れていた『風化』が始まってきているとしか思えませんでした。


現在でも避難所生活や、在宅避難をされている人たちが多い実態を理解して欲しいと思います。

2011年5月5日と古いデータになりますが、行政で把握できている分だけ掲載されています。

http://www.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/201105051700hinanbasyo.pdf

※今現在の実態とかけ離れているところもあります



今現在でも被災地(岩手県分だけですが)は、この様な状況なのをご理解いただきたく思います。