お盆特集 真夏の夜のお話.3! | 多趣味・・・徒然

多趣味・・・徒然

興味があるもの、なんにでも手を出してしまうわたし。過去から現在そして未来へと、そんな奮闘記です。

 

昨日のお話にコメントを頂きました、同じ様な事があるんですね。


確かに死後の世界とか魂とか、わたしも全てを信じているわけではありません


しかしそれでも不思議な体験をした方は多いのではないかと思います


否定する事は簡単です、理解できないこともあるでしょう・・・でも



今日のお話はそんな体験をしても、何故か嬉しくもあるお話です。




お手伝いのおばあさん



わたしが今の場所に引っ越す前、○○町に住んでいたときの事です。


先ず住んでいたところの間取りを説明しなければいけません


わたしの部屋は二階、二階には8畳の部屋がひとつ、むかしの8畳なのでかなり広かった。


北側に急な狭い階段、南と西側は障子で廊下があった、東と北は壁


そんな部屋の北側、壁寄りに頭を西に向けて寝ていた・・・頭側は障子



朝、何時頃かハッキリしないが明け方に目が覚めた・・・


身体が急に金縛りになったのだ、今まで金縛りになった事は記憶にない。


焦って動かそうにも動かせない、完全に金縛り!



そんな中、誰かが階段を昇ってくるのがハッキリとわかった。


階段側でパチパチと竹が焼けてはねる様な音が聞こえる、においは無かった。


後から調べてみると、これは霊が出るとき聞こえるラップ音なのだそうだ!



そのうち階段を上がって来た人の気配が廊下の方に移動し、寝ているわたしの


頭の方で止まる。


すると突然、西側の障子を通り抜けて誰かがスッと入ってきた、障子は開いていないのに・・・


金縛りはまだ続いていて、目も開けられない状態。



そんな状態で仰向けに寝ているわたしの胸の上に入ってきた人が立った!


胸が重い・・・やがてわたしの上に立っていた人が静かに座った


正座の状態で座られた感じがした。


目は依然として開けられない・・・重い・・・苦しい


目は無理にでも開ければ開けられる感じはあったのだが、恐怖で見られない。


胸の上に座った人はわたしの顔を覗き込んでいるのがわかった・・・



ところが急に胸が軽くなって、身体が楽になった・・・金縛りから解放された


どれくらいの時間かはわからない。


胸の上に座ったのは誰だったのだろう?脂汗が止まらない、身体全身が怠い。



あまりの体験だったので、家族にもその事は話さなかった。




数日後、わたしが小さかったときお世話になったお婆さんが亡くなったと聞いた。



わたしの母は身体が弱く、入退院を繰り返していた。


父は仕事が忙しく、家にいてもわたしが寝ているときに朝早く仕事に出かけ、夜は寝てから


帰ってくるような日々、家にいながら一週間も父親に合わなかった事も何度もある。



そんな状態だったので、父が知り合いのお婆さんにお手伝いを頼み、炊事洗濯、身の回りの


面倒を見て頂いていた。



そんなお婆さんも歳をとり、疎遠に・・・



そのお婆さんが亡くなった・・・話を聞いているうち


なんと亡くなった日、亡くなった時間が


わたしが朝に不思議な体験をした、その日、その時間だった。


亡くなる間際、未だにわたしの事を心配して見に来てくれたのだろう。



もちろん後日、お婆さんのお仏壇の前で


「今まで心配してくれてありがとう」と手を合わせたのは言うまでもない。