とっても幸せな"ぼっち"の誕生日 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

ブログにお越しいただきありがとうございます^^

ASD(自閉症スペクトラム)
愛着障害当事者から
"幸せになるための心理セラピスト"
鹿島じゅんです。

私の発達障害に関する診断結果
コチラです。

私の愛着障害に関する生育歴
コチラです。

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昨日は私の誕生日でした。

何を食べようかと思ったのだけど、
残業続きだったから簡単に、
コンビニのお惣菜を買ってきて、
ちょっとだけお祝いに、
コンビニに売っていたワインを買って、
飲みました。

(甘くなくてあまり飲めなかった(T_T))

ワインを飲むなどという、
いつもと違うことをするだけで、
私の幸せ感は跳ね上がります♡

誕生日に"ぼっち"だけれど、
安心出来る空間で、
自分が食べたいものを食べて、
飲みたいものを飲めることが幸せです^^

でも以前の私はね、
誕生日を人に祝ってもらうことに、
必死になっていました。

そこには多分、
自分の両親からでさえ、
自分の誕生日を忘れ去られていて、
子供の頃でさえ、
影響していたのだと思います。

私は自分が生まれてきたことを、
誰かに祝福して欲しかったのです。

だから、誕生日は、
誰かに祝ってもらおうと、
とても必死でした。

以前は自分の両親との仲を改善しようと、
自分の誕生日には両親に対して、

「生んでくれて、育ててくれてありがとう」

などという電話をかけていましたが、
最初は私の言葉に感動してくれていた母も、
毎年続くと、

「じゅんの、いつもの電話」

といった応対で、

「はいはい、ありがとう。誕生日おめでとう」

といった義務的な言葉を返されるようになり、

父親に至っては、

「そうなの、あなた様は今日がお誕生日だったの?
それは、おめでとう。
で、あなた様は今日、いくつになったの?」

と、
誕生日に両親に感謝を伝える習慣は、
辞めました。

自分は両親との仲の修復のために、
出来るだけのことはした。

自分の心の中で、
そう思えることが出来たから、
辞めることに後悔はありませんでした。

それからは、
自分の誕生日は少しだけ良いご飯を食べて、
自分が幸せだと思う、
"ぼっち"な過ごし方をしています。

今は自分で自分が生まれてきたことを、
肯定することが出来るから、
誰かに祝福されなくても、
寂しくはありません。

むしろね、
自分の両親を含めて、
私が誕生日だと知った人から、
心のこもっていない、

「誕生日おめでとう」

なんて言葉を言われるよりも、
何も言われない方が、
幸せだということに気づきました。
(心がこもっていないお祝いの言葉って、
言われたら悲しいよね?)

私にとって自分の原家族
(自分が生まれ育った家族)は、
自分の誕生日を祝ってくれる人達ではなかった。

ただ、それだけの事実を受け入れるのに、
私は40年ほどの歳月を、
費やしてしまいました。 

でも、自分の原家族には、
誕生日を祝ってもらうことは、
無かったけれど。

自分の娘から、
こんなLINEをもらうことが出来ました。


この子が生まれた時には、
里子に出そうかとさえ考えていた私に、
こんな温かい言葉を送ってくれる娘。

家庭の愛情など分からない私に、
育てられるのが可哀想だと思っていた私の心配を、

「お母さん、そんなこと考えてたの?!ネガティヴ〜」

と笑い飛ばしてくれた娘。

それだけで私はもう、
充分に幸せです^^

以前は自分の誕生日は、
両親に感謝する日だったけれど、
今の私は娘からのLINEを見て、

「生まれてくれてありがとう」

と感謝する日になりました♡