私が部下Bに対して取ったバウンダリーの方法 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

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25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

昨日、私は具合が悪くて、

1日仕事を休んだのですが、

そんな私を待ちかねていたように、

今日、会社の朝礼が終わってすぐ、

部下Bが私のところに寄って来ました。

 

寄って来た理由は相変わらず、

自分が仲が悪い主任(部下A)に対する、

不満を私に訴えるためでした。

 

「主任の仕事が本当に遅いんです」

 

そう言って深刻そうな顔をする部下Bに対し、

私は共感を示しながらも、

同調はしないように気をつけていました。

 

それは、部下Bの不満に付き合っていたら、

自分の心身のバランスを崩したという、

出来事があったからでした。

 

共感と同調は、

とても似ているように思えるけれど、

実はかなり違います。

 

私は部下Bが、

 

「主任の仕事が遅いと思っている気持ち」

 

を否定せずに受け入れ、

部下Bがそう思う気持ちに対し、

 

「あなたはそう思っているんですね」

 

という共感の意を示しましたが、

 

「主任の仕事が遅い」

 

という部下Bの考えに対しては、

同意を示さず、

同調してその考えを支持しませんでした。

 

確かに主任は仕事は早くありませんが、

その部下Bの意見に同調したら、

部下Bは我が意を得たりとばかりに、

 

「やはり自分の考えが正しくて、

間違っているのは主任(部下A)なのだ」

 

と考えて、

自分の他の間違った思い込みまで、

強化してしまうため、

私は部下Bの考えに同調することは、

たとえ自分が同じ意見だったとしても、

同意を示さないことに決めたのでした。

 

部下Bの気持ちに共感して、

否定せずに受け入れるけれど、

その考えに同調はしない。

 

自分の意思で明確に、

そのスタンスを取ることで、

ASD(自閉症スペクトラム)で、

愛知着障害があり、

HSPの気質を持っている私でも、

自分の意見全てに同意を求めてくる部下Bに対し、

適度なバウンダリー(自分と他人の境界線)を、

取ることが出来たのでした。

 

そしてもう一つ、

私はイメージのバウンダリーも使っていました。

 

自分の体を、

優しくて強い光が包んでいて、

悪い黒い気持ちは入ってこれないイメージです。

 

 

私はASDの特性からか、

思い込みが強い分、

イメージの影響を強く受けます。

 

それは以前、

とあるスピリチュアルを教える講師から、

 

「両親をイメージの中で残虐に殺しなさい」

 

という指導を受けて実践した結果、

心身に異常を来した時に、

思い知ったことでした。

 

けれど、そんな過去の辛い思い出も。

 

「自分はイメージの影響を強く受ける人間なのだ」

 

と理解するためのものだったと思えたなら、

自分のこれからの人生に活かしていくことが出来ます^^

 

今回、部下Bに対して、

私がイメージで、

バウンダリー(他人との境界線)を取ろうと思ったのも、

この時の経験を思い出して、

自分に最適な方法だと思ったからでした。

 

その考えは大当たりで、

今日は部下Bの話を聞いていても、

具合が悪くなることもなく、

残業で帰宅が遅くなってしまったものの、

お風呂に入る元気も残っています。

 

ASDや愛着障害、

HSPで人の感情に飲み込まれ易い人は、

イメージによるバウンダリー、

かなりお勧めだと思います(*^▽^*)