Ad(オーディトリー・デジタル)について | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

先日、私が書いたNLP(神経言語プログラミング)の記事の中の、
お問い合わせがありましたので、
私が出来る範囲内でお答えさせていただきたいと思います。

私はABNLPという団体で、
NLPプラクティショナーの資格を取りました。


その時に優位表象システムというものを学んだのですが、
Ad(オーディトリー・デジタル)とは、
その優位表象システムの1つとなります。

優位表象システムって言われても、
よく分からないですよね(^◇^;)

人は物事を知覚する時に、
視覚や聴覚、体感覚などを使いますが、
その知覚をする時に、
人それぞれ得意(優位)な感覚がある、
ということです。

例えば、ボールペン1本を説明するにしても、
視覚(ビジュアル:V)が得意なひとだったら、

「黒い外観の」

と説明するかもしれないし、

聴覚(オーディトリー:A)が得意な人だったら、

「書く時にカチッと押す」

と説明するかもしれないし、

体感覚(キネステティック:K)だったら、

「サラサラとした書き心地」

と説明するかもしれません。

そんな時にAd(オーディトリー・デジタル)の人は、

「人間工学に基づき、持つ時の手の負担を軽減した」

と説明するようなタイプ、になります。

Ad(オーディトリー・デジタル)の人は、
その物事が"合理的"であるかどうかに興味を持ち、
自分自身と対話することに長い時間を費やします。

ただ、Ad(オーディトリー・デジタル)の人は、
他の感覚(視覚・聴覚・体感覚)の特徴を表すこともあります。

私は子供の頃、
自分の思ったことや感じたことを、
素直に親に伝えただけで、

「屁理屈ばかり言うな!」

と怒られることも多かったため、
きっと物事の理屈を知りたいと思っていた子供の私は、
Ad(オーディトリー・デジタル)ではない、
他のV(視覚)やA(聴覚)やK(体感覚)が得意(優位)な親にとっては、

「どうでもいいことをワザと聞いてくる面倒な子供」

と映っていたのかもしれません。

自分にとってはどうでもいい、
しかも物事の理屈といった、
興味無い人間にとっては面倒なことを、
子供が敢えて聞いてきていると、
私の両親が思っていたとしたら、
ただ幼い私が、
質問しただけのことに対するあの態度も、

「理屈を知らない自分達両親をバカにした態度」

と受け取ったための言動だと考えられ、
理解することが出来ます。

理解が出来れば、
ただ思ったことを口にしただけで怒られたと、
とても悲しく傷ついた気持ちでいっぱいだった、
自分中の子供の心(インナーチャイルド)を、
慰めて、癒してあげることも出来ます^^

だから、相手を理解しようとすることって、
自分のためにもとても大切です。

Ad(オーディトリー・デジタル)については、
NLP(神経言語プログラミング)という学びの中の、
優位表象システムというところで学ぶ、
感覚の1つに過ぎないため、
私にはこれ以上の詳しい説明は出来ないけれど。

もし、興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、
ぜひご自分が関心あるところだけではなく、
体系的にNLPを学んでみることをお勧めします。

全体的に学ぶことが、
自分が興味関心がある部分の、
より深い理解に繋がるし、
外界(社会)とのコミュニケーションの方法を、
多種多様に学ぶことは、
自分の生きづらさの軽減に繋がるから。

この世界には探してみると、
ASD(自閉症スペクトラム)や愛着障害で、
社会との関わり方が分からなくなった人達を、
助けてくれるツールが沢山あることに、
気付くことが出来ます。

その中で。

自分に合ったツールを少しずつ、
取り入れていけたらいいね(*^▽^*)