女の子に学ぶ機会を与えて下さい | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

鹿児島の田舎出身の私は、


と母親から言われて育ちました。

両親とも兄に対しては、
当然大学まで進学させると言っている中、
ASD(自閉症スペクトラム)の特性から、
科目の得手不得手に、
大きな差がありながらも、
高校生の時に受けた、
進学のための模擬テストで、
国語で県で1番を1回、
3番を1回取って、
全国で100番台の成績を取っても、
両親のその言葉が翻ることはありませんでした。
(ちなみに、この時は夢を打ち砕かれて荒んでいて、
勉強は全くしていなかったため、
これほど成績が良かったのは、
勉強しなくても出来た国語だけでした)

唯一、その模擬テストの結果の凄さを、
理解出来る兄だけが、

「じゅんの方が大学進学に相応しいなら俺は大学に行かなくていい」

と一度言ったことがありましたが、
その言葉は、

「男の子は今の時代、大学まで行っておかないと」

という両親の言葉で、
呆気なく立ち消えました。

そして高校卒業後には、
就職しなさいと言いながら、
田舎では必須の自動車の運転免許も、
親から取らせてもらうことはなく、
私は同級生の皆んなが、
親から自動車学校代を出してもらって、
自動車の免許を取得している中、
自分でローンを組んで、
自分で自動車免許を取得しました。

そして、この自動車の運転免許も、
両親は兄に対しては、

「男の子だから」

という理由で、
全ての費用を出してあげるつもりでいました。
(さすがに兄は、この兄妹格差に引け目を感じたのか、
「じゅんも自分で取ったんだから」と、
両親のお金を出す申し出を断り、
自分でお金を出して運転免許を取得しました)

私は今、その時の悔しさをバネにして、
働きながら通信制の大学で、
ずっと学びたかった心理学を学んでいますが、
やはり働きながら学ぶというのは、
とても大変なことです。

それでも高校までは出してもらって、
学力の基礎が出来上がっていたため、
私は今の仕事に就くことが出来て、
そのおかげで今、
自分のやりたいことを学べているため、
高校まで出してくれた両親には、
やはり感謝しています。

私が中学生から高校生だった、
30年程前でも、
ここまで男女間で、
差をつけられていた家庭は、
私の知る限り、
あまりありませんでしたが、
今の時代にはもっと、
少なくなっているだろうと思います。

けれど、0ではないはずです。

女の子は体力的なものでは男の子に劣る分、
学力はあった方が、
就ける仕事の幅が増えて貧困から抜けられる、
というのが私の意見です。

「女の子だからと学ぶ機会が取り上げられる子が居なくなりますように」

そんな気持ちで、
私は毎月行なっている、
フォスタープランへの寄附の中の1部を、
寄附させていただいています。

先日、プラン・インターナショナルから、
「ガールズ・プロジェクト」の報告がメールで送られてきて、
もっとこの活動が広がればと思い、
紹介させていただきました。

ご賛同いただける方の、
目に止まれば幸いです。

ガールズ・プロジェクトのメールを見て、
自分の過去を思い出し、
今日はこんなブログになりました。

お読みいただいて、
ありがとうございました^^