不安があってもいい理由 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

不安って、
メンタルヘルス的には、

「無い方がいい」

みたいに思われがちなのだけど。

私は不安って、
あっていいと思ってるんだ。

なぜかというと。

私は元々、
担任の先生から、


なんて言われる程度には、
ぼぉっとした子供で。

ASD(自閉症スペクトラム)の性質からか、
自分が興味のない人の話は、
ワザとではなくスルーしてしまっていて。

集団行動をする時に、
1人だけ指示を理解していない、
もしくは、
ASDの特性から、
1人だけ指示に対し違う解釈をしている、
なんてことが、
しょっちゅうある子供でした。

そんな出来事を、
子供の頃から繰り返した結果。

集団に対し一斉に指示を出される場合、

「見落としていることは無いか?」

「指示を正しく理解しているか?」

そんなことが気になってしまって、
自分が皆んなと同じように、
出来ないんじゃ無いかと、
とても緊張して、
不安になってしまいます。

それでも、
指示があったことに気付けていれば、
まだいい方で。

酷い時には、
指示を出されたことさえ、
無意識にスルーしてしまっていて、
1人だけ何もしていない、
なんて事態も発生してしまいます。

今月から始めた新しい学びでも、
すでに連絡されていたことを、
自分だけ知らなかったり、
人の名前を間違えたりといった失敗を、
何回も繰り返しました。

そして。

その新しい学びの中で、
作っているグループがあって、
3人1組でグループをまとめる役が、
当番で回ってくることになっていて。

10月の後半は、
私とあと2人にグループをまとめる役が、
回ってきているのだけど。

私は10月の初めにその事を知ってから、
不安でたまりませんでした。

全く初めてのことで、

「何をどうすればいいのか?」

よく分かっていなかったから。

グループのまとめ役には、
報告や会議を行うという、
任務が付与されていて、
そのような任務を与えられると、
キチンと果さなければならないと、
異様にプレッシャーを抱える、
ASD特性の私は、
不安で心配だったから、
ずっとそのことが頭を離れませんでした。

でも、だからこそ。

報告や会議を行う締切日が、
だんだんと迫ってきていることに、
不安を感じることが出来て、
他のまとめ役からの連絡が無いからと、
自分から連絡するといった、
行動を起こすことが出来ました。

そして。

ようやく報告や会議の日程が決まって、
そのことを、
グループの皆んなに周知したのだけど、
あまり反応が無くって、
そのことでやっぱり不安になって、
自分の周知方法を確認したら、
グループの皆んなへ周知する方法を、
間違っていたことに、
気付くことが出来たのでした。
(最初は自己肯定感の低さから、
「自分が嫌われてるから反応がないのでは?」
と疑ったのはナイショ(^-^;)

これは、
不安があったからこそ出来たこと。

だから不安は、
自分を守るために、
未来に対する備えの行動を促す、
感情の働きだから、
あっていいのだと、
私は思っています。

ただ、大切なのは、その加減。

あまりに不安が強いと、
自分を守るための行動を取ることさえ、
出来なくなってしまうから。

不安は私を守る行動を促してくれる感情

それを意識して、
不安と上手く付き合っていけたらいいね^^