今日も"ぼっち"の挑戦 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

今日は自分の夢を叶えるために、
新しく学び始めた講座の初日の日でした。

初日、だったので。

初対面の人が多いのかと思っていたら、
皆さんお知り合いのようでビックリ。

私が顔と名前が分かった受講生は、
講座開始前に、
フェイスブックとブログで繋がった、
お一人だけ。

何で皆んな知り合いなのだろうと、
不思議に思っていたけれど、
皆さん、この講座が始まる前に、
SNSなどで交流があったり、
事前に行われた講座の説明会や、
講座の体験会に参加されて、
顔を合わせていたようでした。

皆さんが知り合いを見つけて、
楽しげに話す様子を見ていたら、
何だか自分が子供の頃の、
小学校の入学式のことを思い出して、
少し切ない思いを感じたのだけれど。

あれから40年ほど生きてきて、
ASD(自閉症スペクトラム)の、
自分の興味のあることにしか関わらない性質は、
例え自分に悪気は無くても、
人と交流する中ではとても身勝手なのだと、
実体験から学んでいた私は、

「毎日の仕事が忙しくて、
講座の説明会や体験会に参加せず、
講座の受講生の人達と事前に、
SNSで交流しなかったのは自分の選択」

と、
この状況を招いたのは自分なのだと、
きちんと理解することが出来たため、
自分が嫌われやすい人間だからなのだと、
自己卑下することなく、
現状を受け入れることが出来ました。

そして。

今年度に入ってから、
困った定型発達者である部下Aの、
仕事のフォローで忙しかった私に、
そんな余裕は無かったため、
今のこの状況が、
自分にとって最善だったのだ、
とも思いました。

だから、後は。

昨日のパーティーと同じように、
自分の心に無理をさせることなく、
"ぼっち"は"ぼっち"のまま、
無理して輪に加わろうとすることなく、
そして自分から相手を拒絶することなく、
その講座の場に居続けました。

この

「自分から相手を拒絶することなく」

っていうのが、
実は"ぼっち"でいる時に難しい態度で。

"ぼっち"でいることを、
自分の心に無理をさせて頑張ってしまうと、
変に肩肘張った、
人を拒絶しているような態度に、
なってしまうのだけど。

私は決して、この講座の中で、
一匹狼になりたい訳ではなかったので(笑)

「皆んなと交流したい気持ちはあるのだけど、
知らない人ばかりだから、
少しずつ打ち解けようとしています」

という、
自分の気持ちを正直に、
態度に表すように努めました。

そしていつもなら、

「皆んなと仲良くならなくちゃ」

と疲れた体に鞭打って参加していた、
講座の後の懇親会も、

「疲れているから参加せずに帰ります」

と、
ちゃんと自分の気持ちを伝えることが出来て、
そして、無理して懇親会に参加しなくても、
講座が終わる頃には、
少しだけ皆さんと打ち解けて、
話すことが出来るようにもなりました^^
(講座の参加者の皆さん、
ぼっちでいる私も話の輪に入れてくれて、
優しかったです)

今日も色々頑張った、
"ぼっち"の挑戦。

やっぱり人と関わることが苦手な人間は、
自分に無理をさせずに、
ゆっくりと人との距離を詰めていく方が、
結果的には上手くいくのだと、
また今日も思ったのでした。