職場のパーティーで"ぼっち"の私が挑戦したこと | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

今日の夜は、
私が勤めている支社がお世話になっている、
取引先をご招待してのパーティーがありました。

自由参加とは名ばかりの、
支社の社員は強制参加のこのパーティー。

私も仕事の一環として参加したものの、
このような人が多いパーティーは、
ASD(自閉症スペクトラム)であり、
愛着障害も併せ持つ私は、
本来、得意ではありません。

でも、いつもの私なら、

「ちゃんと普通の人達と同じようにしなくっちゃ」

と、
本当は楽しめていないのに楽しいフリをして、
"ぼっち"だと周囲の人に思われないように、
一生懸命に人と関わろうとするのですが、
そうするととても疲れて、
しかも空回りしてしまう自分を感じて、
自己嫌悪に陥ってしまうことも、
たびたびあったため、
今日の私は自分の心を大切にして、

「無理して楽しいフリをしない」

ということを心掛け、
自分から敢えて人に話しかけることを、
辞めてみました。

そうすると、
普段から職場では仕事の話しかしない私、
特に雑談する仲の良い相手もいないため、
見事に"ぼっち"状態になります(^^;;

やはり以前の私なら、
ぼっち状態を脱出するために、
誰かに話しかけて欲しいと、
周囲に異様に神経を張り巡らせたりするのですが、
今日の私は、

「"ぼっち"だからって、無理して誰かと繋がろうとしなくてもいいや」

と、
いつものように自分の周囲に気を配り、
自分の入れそうなグループを探すこともせず、
ただひたすら"ぼっち"の自分の、
状況を受け入れていました。

そうすると、
やっぱりパーティー自体はつまらなかったものの、
パーティーが終わって、
家に帰ってからの心の回復が早くて、
いつもならこんな状況の後は疲れ果てて、
お風呂に入る元気さえなくなるのに、
今日はちゃんと湯船に浸かって、
お風呂でゆっくりブログを書くことさえ出来ています^^

普通に憧れて、
普通のフリをして生きようとしていた頃の私は、
きっと今日のパーティーでの"ぼっち"な自分を、

「人から相手にされない人間」

だと、卑下してしまっていたと思うけど、
きちんと精神科で心理検査を受けて

知能が高いため、
ASDの中のアスペルガー症候群と言われていたものに、
該当すると思います」

と言われていた私は、
自分の性格が良い悪いに関係なく、
"ぼっち"になりやすい性質なのだと、
自分で納得がいくようになってから、
集団の中での"ぼっち"な自分も、
以前のように悲しくなることなく、
受け入れられるようになりました。

きっと私は、
"ぼっち"な自分を、
人から嫌われていると感じて、
そのことが悲しかったのだと思います。

でも"ぼっち"は特性なのだと、
自分が嫌われているからではないのだと、
理解することで、
私の心は救われたのです。

やっぱり自分に無理をさせないために、
自分を知ることは、
生きていく上でとても大事なのだと思います。

だって私は、
精神科医という専門性のある立場の方の診断により、
自分を"ぼっちキャラ"だと受け入れたからこそ、
今日のパーティーで、

「自分に無理をさせず"ぼっち"のまま過ごす」

というチャレンジが出来たのです。

そして、このチャレンジは、
家に帰ってから疲れていないという、
私にとって大成功と言える、
成果を出すことが出来たのです(〃ω〃)

ありのままの自分でいいと、
思える理由がまた1つ、増えました。

こうやって自分が自分で生きることの、
大切な理由を、
積み重ねていきたいと思います^^