ASDの私が優先順位をつけられる理由 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

ASD(自閉症スペクトラム)の人は、

「優先順位を決めたりするのが難しい傾向がある」

と、
NHKハートネットで読みました。

けれど私は、
23年間続けている今の仕事であれば、

「何を優先したらいいか?」

は、自分の中でちゃんと、
現状に合った、
優先順位をつけることが出来ます。

それは自分の中での考え方が、
合っているわけではなくて、
23年間という長い時間をかけて、
仕事の優先順位を、
間違えながらパターン化して、
"覚えて"いったからでした。

ASDの人は、
初めて行うことに関しては、
定型発達者との考え方の相違から、
一般的な優先順位と、
違う判断をしてしまうことが、
あるかもしれないけれど、
それをパターンとして覚えてしまえば、
ちゃんと定型発達者と同じように、
優先順位をつけていくことが出来ます。

だから今まで人間関係で苦労して、
人と関わることに臆病になっている、
ASDの人も多いだろうけれど、
私は出来るだけ早いうちに、
失敗しそうな色々な経験を、
積んでいくことをお勧めします。

失敗する年齢が若ければ若いほど、
失敗を許される範囲も、
広くとってもらえるから。

失敗するのが怖いからと、
色んなことに挑戦せずに、
年齢を重ねていってしまってから、
定型発達者さんが当然出来るような、
失敗をしてしまうと、
とても冷ややかな対応をされてしまい、

「やっぱりASDの私はダメなのだ」

と落ち込むことになってしまいます。
(経験談)

私がこんなことを言うと、

「もう私は若くないから」

と、
やっぱり色んなことに挑戦しない理由を、
見つけてしまう人が、
いるかもしれないけれど。

何かに尻込みしそうになった時に、
私が自分に言ってあげる言葉。

「今日がこれからの人生で一番若い日」

今日、何かをしようと思ったあなたが、
これからの人生の中で、
一番若いあなただから。

怖い気持ちのままでいいから、
飛び込んでみてね。

かくいう私も、
自分の夢を叶えるために、
新しい人達の集まりに、
今週末、飛び込んできます。

SNSで何回かその人達とやりとりをして、
自分の思ったことが、
皆んなに上手く伝わっていなかった時に、

「失敗も経験。笑い飛ばしていこうね」

と励ましのメッセージを相手からもらって、

「あれ?私は失敗していたの??」

と、
自分が失敗したと思っていなかったことで励まされて、
この人達の失敗の定義が、
自分と違ってかなり狭いことを知り、
自分がこの人達の集まりの中に行くのは、
場違いじゃないか、
考え方の違いから、
とても辛い思いをするんじゃないか、
なんて心が竦みそうになっているけれど。

恐れて何も出来ないでいたら、
私の夢も、
現実に近づけることは出来ないから。

行ってみて場違いだと思ったら、
辞めてもいい。

ただ理由をつけて、
やる前から諦めてしまうのはやめよう。

そんな気持ちで、
自分の心を奮い立たせています(*^^*)

ASDと定型発達者の、
思考の違いは経験で補えると、
私は自分の経験で知っているから。

それでも辛い思いをしたら、
ここで自分の気持ちを吐き出させてね。

自分の気持ちを、
吐露する場所があるのが幸せです。

いつも繋がってくれてありがとう^^