幸せな残業 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

今日、会社の勤務時間終了間際に。

上司から、少しやっかいな業務の質問をされて。

本当は私の業務とは関係ない内容の質問だったから、
放っておくことも出来たのだけど、
私が分かる内容だったため、
残業して、
上司が質問してきた内容の業務を、
手伝ってあげることにしました。

結構、オレ様なところのある上司なので、
そんな私に対して、
上司は何のお礼の言葉もかけてはくれなかったけど、
私はそんな上司の態度を不満に思うこともなく、
とても幸せな気持ちで残業することが出来ました。

なぜなら。

私は月初めという、とても忙しい時期に、
通信制大学のスクーリングに通うために、
2日間も休みを取らせてもらっていたから。

私は会社員なので、
上司の許可がなければ、
仕事を休むことが出来ません。

私の自学研鑽のために、
忙しい時期に、
仕事を休むことを許可してくれた上司に対し、
私はとても感謝していました。

だから今日、
上司のために残業をすることは、
私にとって、
感謝の気持ちを現すためにやりたいこと、
だったのです。

感謝しながら働いたので、
残業中でも私の心は軽くって、
次々とやっかいな質問を投げてくる上司に対し、
とても穏やかな気持ちで対応することが出来ました。

いつもは私の都合も考えずに、
定時が過ぎてからも、
仕事を振ってくる上司に、
とても嫌な気分になることもあったのに、
自分がやりたいことをやれていたら、
人にこんなにも優しく出来るんだなぁって、
自分で笑ってしまいました。

自分のやりたいことをやることで、
思いもかけず感じた優しい気持ち。

"人に優しくしたかったら、まず自分を満たすこと"

その言葉を実感した今日の残業でした^^