自分の過去の記憶が蘇ってきた時に | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

本当なら今日の予定は。
 午前中にピラティスに行って、
午後から美術館に行って、
夜は職場の宴会に参加するつもりだったのだけど。

水曜日から出た微熱がまだ下がらずに、
ピラティスと職場の宴会はキャンセルし、
1日家に閉じこもっていました。

喉の痛みと発熱からくる体のダルさで、
何をやる気も起きずにベッドの上でダラダラしていると、
とても自分がダメな人間に感じてきます。

この感覚は覚えがあるなぁと思って、
自分の記憶を辿っていくと、
小学校1年生頃の記憶が蘇ってきました。

友達がいなかった私は、
夏休みの間中、
クラスの誰からも遊びに誘われることもなく、
もちろん家族の誰かと出かけることもなく、
ずっと、ずぅ〜っと家で1人で過ごしていたのでした。

でもASD(自閉スペクトラム症)だった私は、
空気を読めないその性質のためか、
自分に友達がいないことに気付いておらず、
夏休みの間、クラスの誰からも連絡が来ないのが普通だと思っており、
実は夏休みの間、
クラスの皆んながめいめいに、
自分の好きな友達と連絡を取り合って、
一緒に遊んでいたことなど知らなくて、
夏休み明けに出校した時に、
クラスの皆んなが友達との夏休みの思い出を話しているのを聞いて、
私は自分が1人、誰からも遊びに誘われなかったことを知ったのでした。

これが私が、集団の中での孤独を知った、
一番初めての出来事だったかもしれません。

私は誰もいない場所で1人で過ごすのは、
全然平気なのですが、
集団の中で1人馴染めない自分を感じた時には、
とてもいたたまれない気持ちになりました。

自分がその場に必要とされていない事実を、
客観的に理解出来てしまうからかもしれません。

体調を崩して1人家にこもっていると、
天気の悪さも相まって、
そんな昔の、悲しい記憶が蘇ってきます。

自分を必要な人間だと、
思うことが出来ずに過ごしていたあの日。

生きることだけで、精いっぱいでした。

だから、そんな昔の自分と比べたら、
今はとても幸せなのだと、
私は自分がダメだと感じている自分に、
何度も言い聞かせます。

安心して眠れる場所があって、
自分の過ごしやすい温度に保たれた部屋にいられて、
食べたいご飯をお腹いっぱい食べられる、
そんな環境を手に入れられた自分は、
幸せだと言い聞かせます。

ただね、
これは私が努力して手に入れた、
1人で快適に過ごせる環境だから、
ASDの私を満足させることは出来ても、
マルトリートメントを受けながら育って、
愛着障害を抱えている私は、
満足させることが出来ません。

以前の私はそんな時、
自分のインナーチャイルドを、
ぬいぐるみに投影して抱きしめてみたり、
気を紛らわすために、
お酒を飲んでみたりしたんだけど。

今はね、ブログを見るんだ。

休みの日に何をする気力も起きなくて、
ただダラダラしている私を、
私の子供の頃から足掻いて生きてきた様を読んで、
共感してくれたり、
あまつさえ尊敬する、
なんて言葉を言ってくれる人がいる場所。

その言葉を自分のことをダメだと思っている自分に見せることで、

「ほらね、私のことを思ってくれる人がいてくれるでしょう?」

って、安心させてあげるんだ。

心の中の捻くれた私は、
そんなブログでの交流の言葉を、
疑ってしまったりするのだけれどf^_^;

心の中の捻くれた私も本当は、
そんな相手の言葉を信じたいと思ってること、
私は知ってるんだ。

人を信じるのが怖いだけ、
信じてまた傷つけられるのが怖いだけ。

だから私は、
捻くれた心の中の自分の背中を、
そっと押してあげるんだ。

「信じて大丈夫だよ、もし傷ついても大丈夫だよ」

それだけの強さを、
私はもう持っているよ。

この言葉で少しだけ、
愛着障害を抱えている私も、
落ち着いてきてくれるんだ(*^^*)

人に存在を認めてもらうことは、
自分1人では出来ないから。

私はとても、
このブログに助けられています。

私のブログを読んでくれて、
繋がってくれている皆さん、
どうもありがとうございます^^

台風の影響で、雨や風が酷いけれど、
皆さんが安心して過ごせますように。