絵画教室に通っています。
絵を描こうと思った最初の理由は、
友人などが殆どいない自分が、
休日を有意義に過ごすために、
趣味として始めたものでした。
けれど。
自分が心理士から田中ビネー検査を受け、
ギリギリで発達障害に該当するという、
検査結果が出てからは、
少し、絵を描く意味合いが変わってきました。
それは、この本の影響から。
発達障害と診断されてから、
それまで趣味で撮っていた写真を、
施設に配ったり、
ホームページを作成したりといった、
行動を始めた方が、
減薬して精神症状もなくなってきた、
という話が載っていて。
私は神経症レベルまでで、
精神症状は出ていないけれど、
その方のお話に感銘を受け。
「芸術家という職業につけるほどの才能ではなくても、
好きなことを徹底してやることで自己有能感が育つ」
といった内容をこの本の中に見つけた時に、
自分の自己肯定感の低さが、
自分の人生に大きな影響を与えていると感じていた私は、
「私も絵を描くことで自己有能感を高めよう!」
と決意して。
(私の中で、自己肯定感と自己有能感は同じ意味合いです)
絵を描くことは子供の頃から割と得意だったため、
最初の頃は順調に伸びていき、
絵画教室の先生からも褒められていたのですが、
1年ほど前から、生徒が集まる講評会で、
私の絵は褒められなくなってしまい。
このことは、
絵を描くことで自己肯定感を高めようとしていた私を、
かなり落ち込ませることになりました。
「先生に褒めてもらえなければ、自己肯定感が育たない」
と考えていたからです。
私は先生に、また自分の絵を褒めてもらえるよう、
新しい絵の技法を試してみたり、
先生が褒める生徒の絵をマネしてみたりと、
色んな努力を試してみました。
その結果。
昨年の12月にまた講評会で、
先生に褒めてもらうことが出来たのですが。
この後からまた、
先生に褒められることは出来ていません。
でも。
もう今の私は、
先生から絵を褒めてもらえなくても、
自分の自己肯定感を高めることが出来るのだということに、
今日、気づくことが出来ました。
それは、今日の絵画教室の講評会で、
私の描いたこの絵が、
先生に褒めてもらえないどころか、
指摘ばかり受けていた時に気付きました。
以前の私は先生から指摘を受けたら、
その事実ばかりに囚われて、
自分はダメなヤツだと落ち込むばかりで終わっていました。
けれど今日は、
絵に対する先生の指摘を、
アドバイスとして受け取ることが出来たのです。
これは、私の中で大きな違いでした。
自己肯定感の低い以前の私は、
他人からの言葉を、
あからさまな褒め言葉以外、
ネガティヴに受け取る傾向がありました。
だから先生の私の絵に対する指摘にも、
自分自身を否定されたように感じて、
落ち込んでいたのです。
けれど以前、
褒められないながらも1年間努力を続けた結果、
ちゃんと結果が出るという経験をした私は、
先生の指摘に対して、
「ここで指摘された点を修正したら、
次はもっといい絵が描けるのだ」
という風に思考が変化して、
先生の指摘をとてもポジティブに、
受け取ることが出来るようになったのです。
「先生が指摘をしてくれるのは、私が出来ると思っているからだ」
という風に。
(この思考の振り幅の極端さがASDならではでしょうか?笑)
そして、こんな考え方をするようになった私は、
もう先生に褒められなくても、
絵の指摘を受けるだけでも、
自己肯定感が上がるようになりました笑笑
以前の指摘を受けて落ち込んでいた時の私より、
こんな考え方が出来るようになった私の方が、
遥かに好き、だったりします(〃ω〃)
こんな風に考えられるようになったのは、
努力をして報われた、
あの1年間があったから。
以前の、スピリチュアルに頼っていた頃の私のように、
家の中に閉じこもって、
ポジティブ思考になるためのアファメーションばかり唱えていても、
きっとこんな思考の変化は、
私に起きたりはしなかった。
(アファメーションについて知りたい方はこちらをご覧ください)
絵が上手くなりたいという願いがあって、
行動し続けたからこそ得られた、
ポジティブ思考。
もしも、このブログを読んでくれているあなたにも、
叶えたい願いがあるのなら。
願いを叶えるためには意識だけではなく、
行動も大事なのだということを、
覚えていてね^^