こころの、雪どけ | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

おととしの4月に今の営業所に転勤になってから、
私はある1人の部下から、とても嫌われていました。

「もう、あの人とは話なんかしない」

と言って、私の悪口が聞こえてくるのは、本当に辛いものでした。

でも、そんな彼女が大変な状況に陥った時に、
私は彼女に対して嫌な態度を取ろうとは思いませんでした。

私は自分が人にされて嫌な事をするのは嫌だし、
人にされて嬉しいことをしてあげられる人でいたかったからです。

それに色々な理屈を考えるより先に、
困っている人がいて、自分に何か出来ることがあったなら、
人って自然に相手に手を差し伸べてしまうものですよね^^

だから私は、彼女が大変な時に、自分が出来る精一杯のことを、
彼女の気持ちを確認しながら、させてもらいました。

おかげで仕事は大変で、残業続きになってしまったけれど、
自分が人の役に立てることは、それだけで嬉しかったです。

そんな状態が3ヶ月ほど続いて、先日から彼女の大変な状況は一応の収束をみました。

なので私は彼女のフォローを離れ、自分の仕事に集中していました。

そうしたら、今日。

彼女がそっと、私にこんなプレゼントをしてくれました。

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彼女が一緒にくれた感謝の気持ちが嬉しくて、
私は目頭が熱くなって、うっかり職場で泣き出しそうになってしまいました。

要領が悪くて誤解を受けやすくて、生きるのが下手だと言われる私だけど、
私はこんな自分で良かったなぁって、自分のことを本当に愛おしく思うことが出来ました。

こんな気持ちにさせてくれた彼女に、私こそ感謝です。

一時は毎日無視されてとても辛い思いをしたけれど、
彼女と私の間の心のわだかまりも、
この雪のように少しずつ、解かしていくことが出来たようです。

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