友達の言葉とまさよさんの本 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

先週の土曜日に、魂カウンセラーまさよさんの2冊目の本を友人にプレゼントしました。

友人はスピリチュアルが好きではないのですが、まさよさんのことはとても好きでいてくれます。
私は、本を渡すために久しぶりに会った友人に近況を聞かれたので、
 
「自分がアスペルガーだと言われたこと」
 
 「心理セラピーの講座で私は全然出来ていないと言われたこと」
 
を告げると、友人は何故か怒りだし、私は意味が分からなくて、何で怒っているのか友人に訊ねました。
 
「だって、私の大事に思っているじゅんさんに障害って言ったり、出来てないなんていう言い方は失礼すぎる」
 
そう言ってくれた、私のことを大事に思ってくれている友人の気持ちがとても嬉しくて、
でも多少の誤解があるようだったので、私はその2つの言葉の真意を友人に伝えました。
 
「私は自分がアスペルガーという発達障害だと言われて、今感じている生きづらさの理由が分かり、対処方法を教わることが出来て嬉しく思っていること」
 
「私が心理セラピー講座で全然出来ていないと言われたのは、父親からかなり酷い扱いを受けていたのに、私が父親に対して怒りを感じていなかったからだということ」
 
それで友人は納得して怒りを収めてくれると思ったのですが、
私の言葉を聞いた後に発せられた友人の言葉に、逆に私の方がハッとしてしまいました。
 
「でもじゅんさんは、揉めた部下との問題を自分で解決したんでしょう?」
 
私は以前から自分がアスペルガーではないかと疑ったり、
自分の無意識の中にはまだトラウマがあると感じたりはしていたのですが、
アスペルガーセッションや心理セラピーの講座を受けようと思った直接のキッカケは、
職場の部下と揉めて、眠れないくらいの辛い体験をしたからでした。
 
「こんなに何度も人と揉めることを繰り返すのは、私に人として何かダメな部分があるからではないだろうか?」
 
そう自分で考えて、アスペルガーセッションも心理セラピー講座も申し込んだのですが、
でも、どちらも受けることが出来たのは部下と揉めた2ヶ月後で、
その頃には私は、自分の心持ちと態度を変えることで、部下との仲を修復することが出来ていました。
 
「そうだ、私はちゃんと自分のチカラと自分のやり方で、あんなに苦しんだ問題と向き合って解決することが出来ていたんだ」
 
そんな、冷静に思い返したら、とても誇らしいと思える自分をのことを、
 
「私は自分がアスペルガーだから人とうまく関われないんだ」
 
心理セラピー講座でセラピストさんの期待通りに出来ない私はダメな奴だ」
 
などとセラピストさんの前で縮こまって、自分を矮小化して卑下してしまっている自分の考えこそが、
アスペルガーであることよりも、セラピーがちゃんと出来ていないことよりも、
何よりも私のダメな部分なのだと思いました。
 
そのことに気付かせてくれた友人の言葉は、本当にありがたくて、
そんな風に私に気づきを与えてくれるのは、友人が紛れもなく、
 
「私を大切に思ってくれているから」
 
なのだの思いました。
 
本当は、私が自分で私にしてあげなければいけないことなのに、
いつもこうやって、周りの人に助けられて、気付かさせてもらっています。
 
いつもいつも、私を大事にしてくれている、見える存在、見えない存在の皆さん、
ブログを読んでくれている皆さん、本当にありがとう。
 
皆さんのおかげで、迷ってブレブレでも、またちゃんと元に戻ってくることが出来ています。
 
私はただ、私で在りたいという、その願いの中心に。
 
そんなことを考えていたら、まさよさんのブログに障害や自閉症という言葉を見つけて、ドキッとしました。
 
昔は今よりも、アスペルガーでも過ごしやすかったような気がします。
それは、私が子供だったからかもしれないけれど、
皆んなと違うからといって、今みたいに極端に仲間外れになどせず、
なんだかんだ言いながらも、皆んなが少し皆んなと違う私を、受け入れてくれる心のゆとりがあったからだと思うのです。
 
だから皆んなと違う理由を探して、病名をつける必要がなかったのかもしれません。
 
まさよさんのブログを読んでいたら、子供の頃の皆んなと遊んでいた記憶が蘇ってきて、
子供の頃の私は、やっぱりちょっと変わっていたけれど、それはそれで受け入れてもらえていたのだと、
涙が出てしまうくらい、感謝の気持ちがわいてきました。
子供の頃の私が幸せだったと気付かせてくれたまさよさん、
ありがとうございます(*^^*)