「ただいま」と言える場所 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

昨日は仕事を休んで「魂の戦略塾」という講座に参加してきました。

 
自分の在り方から仕事をしよう、がコンセプトの講座で、
私以外は自営業の方ばかりでした。
 
講師(ご本人は魂の軍師と言われています)の小川さんも、主催者のヒロさんも、
以前「魂コン」という講座に参加していたため知っていて、
その時にハグしてくださいと言った私を受け入れてくれた、
とてもとても大切な人達でした。
 
久しぶりに会う参加者の皆さんに、またハグをお願いしてしてもらった時に、
 
「ただいま」
 
という言葉が口から自然に出てきて、自分でとてもビックリしました。
 
でも、それくらい暖かく、そのままの私を受け入れてくれる場所でした。
 
私の他に受講生は2人いらっしゃったのですが、
そのうちの1人は初めてお会いする方で、私の右隣に座っていました。
 
その方がお話をする時に、私は彼女の顔を見ながら一生懸命話をきいていたのですが、
話の最初で彼女がフッと、
 
「ゴメンなさいね、私はエネルギーに敏感で、あなたの純粋なエネルギーは強いから、向こうを見てもらっていていい?」
 
と言って、私の顔を左にそっと向けました。
 
そう言われたので、私は話の途中でウッカリ彼女の方を向いてはいけないと、
とても頑張って左側を向いていました。
 
でも、同じ方ばかり首を向けているのは首が痛くて、
休憩時間の間だけ、彼女の方を向いていいか尋ねたら、
良いと言われたので、彼女にいっぱい話しかけました。
彼女はニコニコと答えてくれたので、私のことが苦手な訳じゃないと分かって、とても安心しました。
 
講座が終わって、また皆んなにハグをお願いしている時に、
少し悩んで、でも勇気を出して彼女にもハグをお願いしたら、
快くハグしてくれました。
 
そのことがとても嬉しくて、
 
「ありがとうございます。
自分の方を見て欲しくない、と正直に言ってくれたことも、
私は人に嫌われやすいから、とても嬉しかったです」
 
とお礼を言ったら、彼女は
 
「あなたが?」
 
と言って、少し驚いたようでした。
 
それをフォローするようにヒロさんが、
 
「僕の講座を受けてくれた時に、相手は違うのに半分の人から苦手って言われたんだよね」
 
と説明してくれました。
 
そうしたら、彼女は、
 
「それは相手が純粋な彼女をみて、勝手に自分の心の中がザワザワするだけでしょう?」
 
と言ってくれて、ヒロさんも
 
「そうそう」
 
と答えてくれました。
 
うわ~ん。・゜・(ノД`)・゜・。
 
私がそんなに純粋な人間であるかどうかはともかく、
その2人の言葉に、私は
 
自分の存在が全肯定されたと感じて
 
もう、それだけで
 
「戦略塾に参加して良かった!」
 
と思ってしまいました。
 
だって、そんな風に言ってくれる人なんて、普段の生活では本当にいなくて、
 
「なんとなくイヤ、苦手」
 
で、私はいつも人から距離をとられてしまうから、
私は人と話す時にはそんな風に思われたくなくて、
ちゃんと普通の人みたいに出来ているか分からなくて、
いつも人と話す時にはドキドキしてしまっていました。
 
でも、戦略塾では一切そんな気配りなんてしていない、そのままの自分だったので、
そんな自分が好意的に受け入れられたことが、
本当に幸せでたまりませんでした。
 
あぁ、私の魂は、ここがそのままの自分を受け入れてくれる場所だと分かっていたから、
何も考えずに「ただいま」って言葉がすんなり口から出てきたんだなぁ。
 
そんな風に思ったら、やっぱり私は幸せだなぁ、って思いました。
 
ハグしてくださいが言えなかったのは、ほんの8ヶ月ほど前のことなのに。
 
今は当然のようにハグしてくれる人たちと、
 
「また充電しに来てください。仲間が待ってます」
 
と言ってくれる人がいる。  
 
ありがたいなぁ、幸せだなぁ。
 
こうやって、私が私でいられる場所が、少しずつ増えていけばいいな♡
 
そんな幸せをいっぱい噛み締めた、1日を送ることが出来ました(*^^*)