避難所生活 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

今回の地震は28年熊本地震という名前で呼ばれているそうなのですが、
私が4月から住んでいる大分県もかなり揺れています。
ご近所で家の一部が倒壊したところもあり、
私の住んでいるアパートは壊れてはいないのですが、
何かあった時のためにと避難所にきて、今日で3日目になります。

一度荷物を取りに戻った時にみた、鏡付きの棚を支える突っ張り棒。
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震度7の地震でも倒れないとのうたい文句のとおり、
一本は激しい揺れで飛んでしまったのですが、
もう一本で揺れに耐えてくれたため、鏡が割れることも棚全体が倒れることもせず、
おかげで安全に避難する荷物をまとめることが出来ました。

福岡に住んでいた時には全くなんの対策もとっておらず、
大分県に引っ越す際に

「これくらいやっていた方がいいよね」

と思ってやったのですが、部屋の景観がよろしくなかったため、

「やっぱり外そうかな?」

と思ったこともあったのですが、ちゃんとやっておいて本当に良かったです。

地震があった当初は電気も水道も止まり、真っ暗な中で懐中電灯の明かりを頼りに生活していた時はやはり心細かったのですが、
しばらくして電気が復旧し、水が使えるようになり、
何よりもトイレが流れるようになったことが一番嬉しかったです。
(災害にあった時のトイレ問題って、本当に大事です。私はトイレが流れるようになるまで、極力水分はとらないようにしてました)

しばらくしたら、自分のところも大変だろうにお店を開店してくれる人達が出てきて、
電気が復旧したおかげで自販機で飲み物を買うこともできて、

「物を売ってもらえるありがたさ」

に本当に感謝しました。

あの地震の中ですぐにお店を立て直して再開してくれた皆さん、本当にありがとうございます。

おかげで生活している場所はいつもと違っているものの、
寝る場所も食べるものも、昨日はお風呂に入ることもできて、
かなり快適に過ごすことが出来ました。

私がこんな生活が出来ているのは、まだ余震が続く中で働いてくれている、皆さんがいるからです。
本当にありがとうございます。

今日から私が働く会社も再開します。私も今から出勤です。

直接避難している皆さんのお役には立てないかもしれませんが、
こうやって一人一人が自分に出来ることをやっていくことで、
少しでも災害に遭われている皆さんの生活が快適になることを信じています。

熊本の皆さんはきっとここよりも大きな被害に遭われて大変なことと思います。

どうぞ、何よりも自分のお体を大事になされますように。

とても、とても微力な力ですが、私が働くことが回り回って皆さんのお力になれるよう、
精一杯頑張ってきます。