願いが叶わない理由 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

転勤して1週間が過ぎました。
たった1週間しか経っていないのに、もう残業が出来ない体になって困っています(笑)
私の会社の退社時間は5時なのですが、
前は7時位に帰れたら「早い!」とさえ思っていたのに、
今の職場では6時まで残業しただけで、ものすごく夜遅くに帰っている気がしてしまいます。
人って、ラクな方にはあっと言う間に慣れてしまうんですねf^_^;)

今の職場に転勤になったのは全く希望通りではありませんでした。

「次はもっとラクな職場で働きたい」

と口では言いながら、忙しいのが当たり前だった私にとって、
ここまでのんびりと働く職場は選択肢にさえ浮かばなかったのです。

私が希望していた職場は

「今いるところより少しラクが出来そうな職場」

でした。
それが、私の常識の範囲の中で選べる、最善だったのです。

それは、とてもとても狭い、私の既知の世界の中から出した答えでした。

でも実際に転勤になった職場は、私の既知の世界を遥かに超えた、

「これでいいの??」

と私が恐れおののいてしまうくらい、のんびりとした職場でした。
 
私の表面上の願い(○○支社へ転勤したい)は叶わなかったけれど、
私の本心の願い(自分らしく生きる余裕がある生活がしたい)は叶えられる結果になりました。

そして、このことで。

自分が引き寄せようと一生懸命願うことが、
いかに狭い範囲での願いかを知りました。

自分が知っている既知の世界より、自分が知らない未知の世界の方が遥かに広いのに、
自分が知らないというだけの理由で広い未知の世界を選択肢の中から除外し、
今までの自分が知っている狭い既知の世界の中から答えを見つけようとするから、
かえって本当に欲しいものを手に入れることが出来ないことを、
今回の願いが叶わなかったおかげで知ることが出来ました。

私が引き寄せの法則や願いを叶えるイメージングで学んだのは

「より具体的にイメージすること」

でも、それだとやっぱり私の狭い既知の世界から抜け出せないから。

起きることは全て最善だと捉えて。
流れに身を委ねることが、自分の知らない未知の世界に行く一番の方法なのではないか、と思いました。

そして私は、未知の世界をどんどん見てみたいと思うので。

これからせっかく訪れたこの新天地で、自分の思いに固執せず、大きな流れに身を委ねてみよう、とおもいます(^∇^)