続く幸せ♡ | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

昨日は博多駅からの帰りが遅くなったため、家の最寄り駅まで行く電車がなく、
仕方がないので家の一番近くまで行く電車に乗って、その後はタクシーで帰ることにしました。

でも、、、降りた駅にはまだ雪が積っていてタクシーがつかまりません!!

博多駅ではすっかり雪が溶けていたので油断しました>_<

タクシー乗り場には私を含めて4人の人間が待っています。
先頭で待っていた方がタクシー会社に連絡してくれたのですが、
15分待って1台来れるかどうか、ということでした。

タクシーの乗り合わせが出来るか、皆んなで確認しあいましたがバラバラで、
結局1人1人待つしかないということになりました。
でも、その中の1人がハッと気づいたように、

「あなたはタクシーを待つよりもあっちの電車で帰った方が早いわよ!!」

と、教えてくれ、周りの皆んなも

「そうだ、そっちの方が早く帰れる!」

と、教えてくれました。

あっちの電車というのは本当にごく一部の地域しか走っていないローカルな私鉄で、
今まで私は利用したことがなかったため、全く頭に無かった方法でした。

時間を調べると、10分後に出発する電車がちょうどあります。

「ありがとうございます、私はその電車で帰ります!!」

私がお礼を言って駆け出そうとすると、駅の場所を知らないであろう私のために、
タクシー乗り場に並んでいた方のうちの1人が、少し先まで案内してくれました。

感激して嬉しくて、なにか胸にじ~んと染み入っていくような感じがしました( ;  ; )

私は10分後にはあったかい電車に乗れるけど、
皆んなはまだ雪の積っている寒いタクシー乗り場で待っていなければならないのです。
自分達の方が大変なのに。
初めて会った私のために、皆んななんて親身で親切にしてくれるんだろう、、、

そう思ったら、タクシー乗り場に着いた途端タバコを吸いだした隣の人を

「嫌な人」

だと思った自分が本当に小さくて、自分本位な人間に思えて、恥ずかしくなってしまいました(ノ_<)

次に同じような機会があったら。
今度は私が人に親身に親切にできる人間になろう、、、

私を守ってくれているのは。
いつも一緒にいてくれる不思議な皆さんだけではなく。

生きて触れ合ってくれている人達そのものなのだな、と
しみじみ感じた出来事でした。