主演、ソ・ヨンヒ


監督、チャン・チョルス



2010年、韓国の作品。

主演はあの〈チェイサー〉のソ・ヨンヒ。

監督はあの鬼才キム・ギドクの助監督をしていたチャン・チョルス。

そんな彼の長編映画デビュー作。


ストーリーとしては

大都会ソウルで働く1人の独身女性が仕事でミスを犯し休暇を取らされる。

この機会にと疎遠になってた故郷の小さな島へ帰る。

そこには彼女の帰郷を大喜びする幼馴染のボクナム(ソ・ヨンヒ)の姿が。


都会のソウルに憧れを持つボクナムは

たった9人しかいない閉鎖的かつ男尊女卑の文化が根付いている島で

日常的に夫からの暴力や虐待、叔母からの強制的な労働や罵詈雑言を浴びせられ

夫の弟からは性的な暴力も…

島の住人さえも味方になってくれないというまるで奴隷のような過酷な環境で愛娘を育てている。


…と、ここまででもう観るのをやめたくなるぐらいキツイです。


が、残念ながらここまではまだ序盤です。


あ、先に言っておきますが

前半は目を覆いたくなるような悲しく腹立たしい演出や描写が多く

後半はそんなボクナムによる残酷血みどろ復讐劇が地獄の様に展開されますので

その手の映像が苦手な方にはもちろんオススメしません。

好き嫌いが〈嫌い〉多めに分かれる、賛否の〈否〉がおそらく多めの作品です。


せめて〈痛快爽快残虐復讐劇〉のラストにしてくれれば多少はスッキリもしたんでしょうが

この映画は後味さえ重く苦々しく、しばらく後を引きます。


陰鬱な映画が多めのこのエエイガワブログの愛読者の中で興味の沸いた方は是非鑑賞してみていただきたい。

※心身が健康な状態の時に



〈傍観者〉という名の〈加害者〉



この思わせぶりな言葉だけ置いておきます。


久々のエグみ山盛りの韓国映画です。

この映画をエエイガワ119作目とさせていただきます。



ビー・デビル、すごい映画でした。



ちなみにこちらは全く関係ないですか


勇者であれ




ビーアンビシャスです。







ビー・アンビシャス