DELF B1 に向けて勉強したことの続きです。
本日は、
■Production orale (口頭試験)
・Communication progressive du français A1
・Communication progressive du français A2 B1
・オンラインレッスンでの日常会話
・オンラインレッスンにて模擬内容で訓練
・Le DELF 100% réussite の問題を見て、一人で訓練
・使いそうな語彙を覚える
・パリジェンヌのフランス語
・かわいいパリ歩きのフランス語
について書こうと思います。
けっこうなボリュームになってしまったのでもしご興味を持っていただけましたら、お時間のある際にお読みいただけたら嬉しく思います。
写真はLe DELF 100% réussite のものを撮影し載せさせていただきました
Production orale (口頭試験)
・Communication progressive du français A1
・Communication progressive du français A2 B1
こちらの2冊を使い、会話表現を身につける努力をしました。
会話に特に苦手意識のある私は、Communication progressive du français A1 の表現に重点的に取り組みました。
試験2週間前くらいまではたしか満遍なく行っていたと思うのですが、試験対策をする中で、これでは間に合わない!と感じたことと、口頭試験時に使えそうな表現ってけっこう限られるかも…と気づいて。
そこからは、試験で使えそうな表現のみを集中して頭に叩き込みました
あくまでも私の所感なので参考程度にしていただけたらと思うのですが、ロールプレイの試験では、基本的に交渉することが求められると感じていました。
・提案が通るように交渉する
・落ち込む友達を励ます 等 です。
そのため、Communication progressive du français A1 の“ 28 Proposer ” “32 Demander et donner son opinion” “ 38 Consoler et encourager ” などにある、使えそうな表現を書き出し、何度も読んで覚えるようにしました。
ex)
Je propose que + subjonctif , Je propose de + infinitif, ...
Qu’est-ce que tu penses de...? Que pensez-vous de ... ? / À mon avis...
Ça ira mieux la prochaine fois ! Tu verras, ça va marcher ! Ce n’est pas grave !... etc
(※一部です)
Communication progressive du français A2 B1 の方も、“ Mannière de dire ” のコーナーのみざっと目を通して、使えそうな表現をピックアップしました。
ex ) Il faudrait que + subjonctif , Vous auriez l’amabilité de + infinitif
Je risque d'arriver en retard, Serait-il possible de reporter, etc
他のテキストからも、
Vous ne pourriez pas faire un geste commercial ?
(100%réussite より)
など、使えそうなものは見つけ次第リストに書き加えました。
会話力を高めるというよりも、会話が苦手な私がどうにかして試験を突破するために考えた苦肉の策といえます…
しかしながら、苦手にもかからず20.5/25を取れたのは、こうした試験に備えた準備もよかったのかもしれないと思います。
・オンラインレッスンでの日常会話
試験3週間前に私のスイッチが入るまでは、オンラインレッスンで日常会話をしていただいていました。
先生と定期的に日常会話をしていただくことで、聞き取りの訓練になり、またごく簡単なことであれば言えるようになってきていたように思います
先生とお話することは楽しいので、リラックスしながら日常的な表現が身につき、特に自己紹介のパートで活きた気がしています。
・オンラインレッスンにて模擬内容で訓練
何が何でも欠かせなかったと思うのはオンラインレッスンの先生にしていただいた模擬内容での訓練です
特訓といってよいと思います。
これなくして、私の点数はありえませんでした。
日常的にフランス語を使う機会がある方や、まわりのフランス語話者に模擬訓練をしていただける場合は別かもしれないと思いますが、
そうした機会がない場合には、この模擬内容での訓練は行った方が良いと思います
ロールプレイはレッスン中に私がさっと読んで内容を把握した後、即ロールプレイをして下さいました。
文章を読んで簡単に要約し意見を述べるパートについては、事前に送って下さっていた文章をオンラインレッスンの約10分前に読み始め、10分間で言いたい内容をまとめ、レッスンを受けていました。
先生が提案して下さったこちらの方法のおかげで、毎回本番さながらに、準備→発表→質疑応答 の訓練を行うことができました
毎回のように手に汗を握っていた記憶があります…
回数を重ねるうちに、少しずつコツのようなものも掴みつつありました。結局掴みきれてはいないという(笑)
内容自体が訓練になることはもちろん、こうして場数を踏ませていただけたおかげで、当日は緊張しながらも流れ自体には馴染んでいて、動揺することなく受験することができました
そして、先生に表現やまとめ方を教えていただけたからこそ、なんとかなったと思っています
・Le DELF 100% réussite の問題を見て、一人で訓練
先生のレッスンを受けることは、時間的にも金額的にも限界があったので、Le DELF 100% réussite の問題を見て、一人で訓練することも行いました。
ロールプレイのパートは、載っている問題を元に相手が言ってくることを想像→自分が言うことは口に出して言う→またそれに対しての相手の質問を想像→また口に出して答える、というやり方で実行。
文章を読んで簡単に要約し意見を述べるパートは、試験と同じように10分で文章読解と意見のまとめを行い、その後も実際の試験のように時間をタイマーで計りながら3,4分で言えるように練習をしました。
何度も言葉には詰まるしなかなか時間通りに言うことはできず、最後まで不安がありました…
ただ、この訓練を行ったことで、試験本番はどうにかこうにか言いたいことを伝えることができていたのではないかと、点数からは想像しています。
実感としてはボロボロだったとしか思えていないですが…💦
・試験で使いそうな語彙を覚える
DELFの口頭試験に出てきそうなテーマは、ある程度傾向があるなと思っています。
そのため、それらのテーマで使えそうな語彙を覚えました
例えば、環境問題であれば、
・les gaz à effet de serre : 温室効果ガス
・le réchauffement climatique : 地球温暖化
・des énergies renouvelables : 再生可能エネルギー
等。
こちらの環境に関する単語は使っているVocabulaire progressif du français A2 B1 にちょうどまとめてあるページがあり助かりました
試験中、les gaz à effet de serre と言った時にさっと試験官の方がメモをしていたので、
おそらくですが「そのテーマを述べるのに必要な単語を知っているかどうか」、という観点も採点基準にあるのかな、という気がしました。(あくまでも個人的な所感です)
少なくともこうした用語を言えると「単語をちゃんと勉強したんだな」と感じてもらえるように思いますし、実際に話す際にも話しやすくなると思います
また、それらの語彙は文章読解の方で役立つ可能性もあると考えています。
・パリジェンヌのフランス語
・かわいいパリ歩きのフランス語
こちらの2冊は、会話力強化のために持ち歩いていました。
というのは、DELFのテキスト、どれも持ち歩きにはサイズ的に不向きで…
今なら、「フランス語会話 とっさのひとこと辞典」を持ち歩くのですが、当時まだ持っていなくて
パリジェンヌのフランス語は、買い物やレストランの予約、食事の際の店員さんとの会話などが中心ですが、会話が長くなく、一言表現を覚えるのに役立ちました。
かわいいパリ歩きのフランス語も買い物などでの日常会話が多いですが、こちらは店員さんに質問する文が多かったです。かわいいイラスト付きで名詞が載っていて、息抜き学習にもなりました。
上記2冊は載っている場面としては直接的には試験に繋がらないかもしれないですが、尋ね方やちょっとした表現など、試験にもプラスになったものがあったように思います
読む時はコロナ禍でマスク着用の状況なので、マスク下で口を小さく動かしながら読んでいました。
たとえコロナが収束しても、マスクを着用し口を小さく動かして読むことは会話力アップには良いかもしれません
5点取れたかどうか…と思っていたProduction orale。
未だ点数が信じられず、狐につままれたような気持ちでいます…一体何がよかったのか。
ボロボロだったと思う会話でもこの点数だったのは、先に書いた訓練を行っていたことに加えて、
・文章を読んで簡単に要約し意見を述べるパートでは、先生に教えていただいたことを元に言い方の型を身につけ、論理的に話す努力をした
ことが良かったのかなと思います
当日は全くうまく言えてなかったとしか今も思えないのですが、それでも、努力してきたカケラは出ていたのではないかと点数からは予想されます。
▽論理的に話すことについて書いたもの
また、他には
・相手にどうにか伝えようという気持ちがあったこと
・伝わりやすいように考えて言ったこと
・笑顔だったこと
が良かったのかなという、なんとも漠然としたものしか思い浮かびません…
ただ、笑顔についてはオンラインレッスンの先生も言われていて。
先生の生徒さんに、「どう考えても合格は難しいだろうな」という会話レベルの方が過去にいらっしゃったそうです。
しかしながら、なんと、Production oraleが満点だったとのこと
先生は未だに納得できない、信じられない、と言われていました(笑)
その方は先生のレッスン中とにかくニコニコされていたようで…先生はその経験から「笑顔は重要だ」と試験前に教えて下さいました。
もはやフランス語力ではない話になりますが、コミュニケーションのテストでもあるので、やはり、雰囲気よくお互いが心地よく会話ができることは大切なのではないかと思われます。
(特に自己紹介のパートは。ロールプレイは場面に適した口調や表情が良さそう)
苦手な分野だけに書きたいことが多くものすごく長くなってしまいましたが
最後までお読みいただきありがとうございました
Bonne journée !
▽Production orale の試験内容と個人的に必要にだと感じた対策