Production orale の試験内容
私が受験した2021年春時点では、3つのパートに分かれていました。
①自己紹介
②ロールプレイ
③文章を簡単に要約し論理的に意見を述べる
です。
10分の事前準備の後、15分ほどの試験があります。
当日の試験の流れ
まず、〇〇さんですか?と確認され、教室に入ります。
ここで3番目のパート、③文章を簡単に要約し論理的に意見を述べる の試験準備のため、10個はあるであろう裏返しになっているテーマから2つを選びます。
その後、本文に素早く目を通してどちらか1つを選択。
どの程度の時間で選ぶのかいまいちわかりませんが、ある程度すると「決まりましたか?」と聞かれます。
その後、白い紙を渡され、10分間の準備時間が与えられます。
10分経つと試験スタート。
まずは自己紹介するよう促されます。
ある程度話したのちに、②のロールプレイに移ります。
こちらも10個はあるであろう裏返しになっているテーマから2つを選び、急いで目を通して選択するのですが、
いつそれを行ったか記憶が曖昧です…
①の自己紹介の前後どちらかだったと思います。
こちらで嬉しい誤算だったのは、選んだテーマを伝えた時に、面接官の方がその文章を読んでくれたこと。
内容を再度頭に入れることができました
②のロールプレイが終わると、 ③文章を簡単に要約し論理的に意見を述べる に移ります。
③ は3分ほど話し、その後面接官の方からの質問に受け答えします。
必要だと感じた対策
①自己紹介について
個人的な印象ですが、自己紹介は準備運動のような位置付けのような気がします。
もちろん文法や発音、表現などがいい加減ではまずいだろうと思いますが、普通に行えば大丈夫だという気がします
私の時は面接官の方がオープンに「自己紹介をしてください」と言って下さったので、
名前や住んでいるところを言った後、フランス語をいつから再勉強し始めたかなど、自分が話しやすい方向の話題にもっていくことができました。
・自分が話しやすい方向の話題をいくつか準備しておく
・そこで聞かれるであろう想定質問を考え、答えられるようにしておく
と良いと思います
②ロールプレイ について
・パターンを考え表現を覚える
・tu, vous 双方対応できるようにする
・苦手な場合場数を踏む
ことが大切なように思います。
・パターンを考え、表現を覚える
DELF B1 のロールプレイは、サンプルや問題集を見る限り、そして当日の経験を踏まえると、交渉することが求められると思いました
抵抗する相手に対して説得を試みるという形が基本的にあるように思います。
例えば
・自分としては〇〇したいけれど、相手が反対する。説得を試みる。
・友達が〇〇していて良くないと思う。やめるよう説得を試みる。
・自分の行動に相手が不満を持っている。説明して納得してもらう。
・友達が落ち込んでいる。励ます。
など。
こうしてパターンがわかると、使えるであろう表現も絞られてきます
的を絞らず様々な表現を身につけることが大切だと思いますが、
私のようにとにかく話すのが苦手という方、特に直前になってきてこのままではまずい!という段階には、問題傾向を掴み、必要になるであろう表現を覚え使えるようにしておくと良い気がします。
・ tu, vous 双方対応できるようにする
オンラインレッスンで先生にロールプレイの試験対策をしていただいている際に気づいたのが、
tu で話したことがなく、ものすごくtu で話しにくい、ということでした。
先生としか話していないためvous しか使ったことがなかったのです…
vous よりtu の方が活用が楽で話しやすいかと思いきや、慣れてないから話しづらくて
しかも、相手は先生、もしくは本番では面接官の方なので、ロールプレイなんだけれどもtuで話すことに心理的抵抗感が生じることもある気がします。
というわけで、tu で話す練習もしておいた方が良いと思います。
私の場合本番までにtuに慣れることができず…
くじ引きで2つ共tuが出たら腹を括ってやるしかない、と思っていましたが、tuとvous ならvous にしようと事前に心を決めていました(笑)
・苦手な場合場数を踏む
このロールプレイは多分得意不得意がけっこう分かれる気がします…
私のように咄嗟に話すことが苦手気味だという方は、先生などの元で訓練し、場数を踏むことも必要かなと思います。
長くなってしまったので、③ 簡単に要約し論理的に意見を述べる に関してはまた明日アップしようと思います
お読みいただきありがとうございました
Bonne journée ♪