「20代で結婚」を夢見なくなった子どもたち―21世紀出生児縦断調査 : 晩婚晩産志向でさらなる少子化?
以上のタイトルのNET記事が出ました。不妊治療中の患者様はどのように感じられるでしょうか。
記事の内容は以下のようなものです。(原文通り)
2010年生まれの13歳は、2001年生まれの人が中学生だった時に比べて、20代での結婚・出産を希望する人が顕著に減少している。政府がなんとか少子化に歯止めをかけようとしても、少子化は止まらなそうにない?
厚生労働省の調査で、2010年生まれの中学1年生(13歳)は、01年生まれの人が中学1年生だった時に比べて、20代で結婚し、子どもを持つイメージが低下していることが明らかになった。
調査は、10年生まれの子どもに毎年継続的に本人や家庭環境の変化を尋ね、少子化対策などに生かすことを目的に実施している。今回は2万4755人に調査票を配布し、2万830人から回答を得た。
子ども自身が考える将来について、「結婚」は、男児・女児ともに「具体的な考えない」が最も多く、その割合は01年生まれよりも上昇。「20-24歳でしたい」「25-29歳でしたい」の20代計は、01年生まれの女児では54.8%だったが、10年生まれでは35.2%と20ポイント近く低下。男児でも、01年生まれの32.9%から24.9%まで減少した。
「最初の子どもを持つ時期」については、01年生まれの女児は「25-29歳で持ちたい」が33.9%だったが、10年生まれは「20-24歳で持ちたい」「25-29歳で持ちたい」の20代計が28.1%と3割にも届かなかった。男子の20代計も01年生まれ23.8%から10年生まれ17.8%と6ポイント低下した。
以上のような記事です。
子供たちの思いの変化は分かるのですが、妊娠教育の重要性を痛感します。
ヨーロッパでは「30歳代での妊娠は遅すぎる」というような教育が浸透していると言われています。ですから、女性は30歳前に、妊娠に焦ると言われます。また海外と日本では、社会的背景が大いに違います。海外ではママさん大学生など普通ですが、日本では極々まれだと思います。
日本では、学生は勉強、就職すればしばらくは仕事に集中、結婚すれば妊娠、というような住み分けが半ば決められています。ですから結婚年齢が遅くなることにより妊娠年齢が遅くなり、不妊の可能性が高くなります。
この統計を見ても、少子化がますます進むのではと思われます。
子供たちへの、妊娠に関する教育の重要性が再認識されます。教育現場はどうなっているのでしょうか?