今年の干支は「ひのえうま」と題する記事がたくさん出ています。

 みなさん、干支「ひのえうま」の迷信ってご存知ですか?

 昭和の人間にはなじみ深い物なのですが。これは、干支「ひのえうま」迷信をあおるために書いたものではありませんが、こんなお話が出た時の、予備知識になればと書きました。二つの記事をお見せします。

 

 最初の記事の抜粋です。

 今年の干支は「ひのえうま」 女性差別の迷信、60年前は出生激減

 今年2026年は、干支(えと)の組み合わせで60年に1度だけ巡ってくる「丙午(ひのえうま)」だ。

 丙午をめぐっては、その年に生まれた女性を差別する科学的根拠のない迷信があり、前回の丙午だった1966年には、前年よりも出生数が25%以上減り、社会に大きな影響を与えた。

 女性差別の迷信なのに、そもそも、丙午の迷信とはどんなものか。

 1935年に学者の小林胖生(はんせい)氏が講演した内容をまとめた「丙午迷信の科学的考察」(財団法人啓明会発行)によると、丙午に生まれた女性は「男に勝る勝ち気で、七人の夫を喰(く)い(性交し)、家をも倒し、女としての義務を円満に為(な)し得ない」。など、およそ非科学的で女性蔑視の迷信が紹介されている。

 こうした内容が後年、「丙午の女性は気性が荒く、夫の寿命を縮める」といった内容に転じていったとみられる。

 

 丙午の迷信の起源は江戸時代までさかのぼり、1662(寛文2)年の句集に丙午の迷信についての記述が登場する。

 その後、江戸末期になると川柳や浄瑠璃でも扱われ始め、民衆に浸透したとされる。 

 丙午の迷信が「根拠がなく不合理だ」とする批判はあったものの、迷信は根強くはびこった。

 60年前の昭和の丙午(1966年)に起きたのが、出生数の大幅減だ。

 この年の出生数は約136万人、前年の約182万人の25%以上の46万人も減少。翌年には約193万人にまで回復した。

 丙午の迷信は、江戸時代の大火と「八百屋お七」の物語などをもとに広がった。国立社会保障・人口問題研究所長の林玲子さんは、昭和の丙午ショックについて「『この現代でそのような迷信を信じる人はいないだろう』というのは1966年の時の言説であったが、それは見事に外れた」と研究報告書の中で当時をふりかえっている。

 

 もう一つの記事です。

 「メディアによる過剰なあおり」昭和では出産数が激減した丙午(ひのえうま) 迷信が心配な人は今どれほど

 2026年は60年にいちどの丙午(ひのえうま)。

 丙午生まれの女性は「気性が荒く、夫を不幸にする」といった荒唐無稽な迷信と差別があり、前回1966年(昭和41年)の「昭和の丙午」には出生数が前年より46万人、25%も落ちこむ「丙午ショック」が起きた。

 では、今回の「令和の丙午」をめぐる専門家の予想はどうか。

 2025年12月には、株式会社ベビーカレンダーが妊娠・育児中の20~40代の女性935人にインターネットでアンケートをしている。

 最も多かった回答は「迷信は気にせず、自分たちの計画やタイミングを優先したい(優先した)」の76.2%。

さらに「メリットも考えられるので、あえて選びたい(選んだ)」の5.2%を合わせると、8割が丙午の出産を避けない判断を示した。

 こうした状況をふまえて、人口問題にくわしいシンクタンク日本総合研究所調査部の藤波匠・主席研究員は「丙午ショックが再現される可能性は低い」と分析している。

 

 その理由はまず、親になる世代の年齢の違いだ。

 昭和には平均25~26歳と若く、出産を待つ余地があった。

 だが今回は平均30歳前後であり、「迷信のため1年先送りするような」余裕がなく、産み控えをする人は少ないと藤波氏はみる。

 さらに、昭和に起きた前年の「駆け込み出産」が2025年に見られなかったことも、ショックの再来を否定する予想の根拠になるという。

 丙午の年こそ、迷信ではなく現実の課題に向き合う必要がある。

 若い世代が安心して将来を描けるよう、経済不安の解消など社会の基盤整備が問われている。

 

 以上が二つの記事です。

 私たちのころは、丙午”ひのえうま”生まれの子供たちは「受験戦争が楽でいいな」と羨ましく思ったものです。

 出生数が少ないほど希少価値があります。また、何においても手厚く扱ってもらえます。

 

 干支に関係なく、皆さまが一日も早く妊娠できるよう努力します。