hello 武蔵小金井男子寮!
新しい近所を観察しに出かけ、必要な施設が全部玄関から徒歩3分の範囲以内に揃っていることが分かった。ドトールコーヒーショップに漫画喫茶店、デパートにコンビニや松屋、これほどのいいロケーションだとこれからの新生活は本当に楽しみだ。
しかし、アルバイトに出勤する前にシャワーを浴びようと思って、洗面用具を買いに駅前の西武百貨店に行ってきた。シャンプー、髭剃りとシェービングクリーム、タオルなどは何も持ってこなかったので、新居に到着後一括で買おうと思いきや、レジでカードでの支払いは受け付けていないと言われ、結局手ぶらで帰ってしまった。そして荷物を散らかした部屋と乱れた髪の毛のまま中央線に乗り、長くなった通勤へ赴く。
Hurry up and wait.
眠いです。
その一言から始まったこのブログが、先日開始から一周年を迎えた。あの言葉を入力した、12月16日の真夜中から一年後、僕はまたその眠気に襲われながらも、大切な何かを語ろうと、パソコンに向かってキーボードを打っている。
本当に大事なことは、何一つ書いていない。
今になると、あの日のことと言えば思い出すのは、元彼女との約束が朝早くて、昨夜遅くまで起きていた僕は起きられず、彼女に電話して謝ってから再び眠り込んだこと。眠りの途中に僕の部屋を訪れてくれた元彼女に起こされ、接吻してくれたこと。政治学の期末試験の前にコンビニに寄ってキーウィ味のスナップルと大好きなバファローチキンのラップを買って、受験会場の外の日当たりのいいベンチに座ってそれを食べたこと。夕日がきれいだったこと。元彼女を愛していたこと。図書館の4階の窓から見た夕焼けが真っ赤で感銘を受けたこと。親友からの電話のこと。寮に帰ってから友達と見知らぬ人が部屋で騒いでいて、隣の人に怒られてしまったこと。元彼女に勧められてブログを作ろうと思ったこと。友達が使っていたサイトを試してみるとページが全部化け文字になっていて、おかげでアメブロのサーバーを使うことにしたこと。入力した文字が自動的に変換され、「迄」という漢字を初めて見て興奮したこと。記事を書き終えるのに一時間以上もかかったこと。ブログにランキングがついていたことが後になって分かったこと。ベッドに潜り込んでから元彼女について考えていたこと。僕の人生の大切な一日だったということ。
そのような大事なことは、何一つ書いていない。今でも書いていることの殆どが本当にどうでもいいことなのだ。しかしそのどうでもいいことを読み返すと思い出が甦ってくる。
友人と一緒に、心から楽しんでいたとき。
精一杯頑張っていたとき。
雨の中で話をしたとき。
苦しんでいたとき。悩んでいたとき。迷っていたとき。涙をしたとき。
愛して、愛されていたとき。
このブログで記されていることは、未来の自分に今のことを思い出させる為の鍵みたいなものだ。一日で見ることや考えること、全部は書き切れないけど、毎日の感想を少しでも遺しておけば、一年が経ってもその日のことが頭の中に鮮明に浮かんでくるかもしれない。
だから、僕は書き続ける、眠くても。
眠いです。
高圧!!
俺は11年間にわたって制服が必要とされていた私立学校に通っていたのに、自分のネクタイを結んだことが今まで二度しかなかった。一度は高校の或る朝、相変わらず学校に遅れていた時だった。普段事前母親に結ばれていたネクタイが全部解かれていたが、よりによって遅刻していたあの朝に母親がどこかに出かけていて、自分で何とかするしかなかったのだ。慌てながらパソコンの電源を入れ、インターネットに接続した。28kbpsのモデムがインターネットに繋いでくれるまでの時間が永遠のように感じた。やっと接続すると、google.comで「ネクタイの結び方」を検索し、出来の悪いサイトでぼやけた写真と鏡を見ながら、不細工な仕上がりだったがなんとなく結び目を作ることが出来た。先生に叱られたか、帰ってから母親にきちんと結んでもらったか、それからどうなったか記憶に残っていない。
二度目は15分ぐらい前だった。今日はフォーマルなパーティーに行く予定なので、この間スーツを買っておいた。俺と似合わないような、とても渋い一着だが、ネクタイの結び方はあくまで自己流である。ユニークというか、突飛というか、物は言いようである。
pon de lion
今月の初めから、ブログを必ず毎日更新することに心がけている。授業とアルバイトで忙しい日々の中、危機一髪で記事を仕上げた時は少なくなかったが、なんとなく今まで初志貫徹に成功した。「今まで」というのは、アルバイトへ出発するまでの僅かな30分の間に、ミスタードーナッツで記事を書くことについて記事を書いている、いかにも頓珍漢な行為を冒している俺は、例えこれでギリギリブログを更新したところで、もう既に失敗しているのではないかと思うからである。実は他に書きたいことがあるが、それを書くのに時間がかかりそうなので、こんな駄作を吐き出すことにした。
その申し訳なさを堪え、敢えて俺はこの字たちを入力し、ネット上に刻み込む。負けず嫌いだから。
星屑
歌手が精一杯歌を歌う時は、その曲はいつか吉野屋で流れるようになることをまるで考えていないだろう。
蛍光灯の光線が牛丼から溢れ出ている脂に反射して目に映り、空気が淀んでいるあの店で久し振りに聴いたあの曲は、真夜中露に湿った陸上を走りながらよく聴いたものだ。あの在り来たりなアニメの主題曲を、俺は今でも好きでいる。聴く度に走っている時の思い出が甦り、走り出したくなる。
しかしあの時重たいコートと約束に縛られている俺は、好き勝手に暴走することができなかった。年をとるにつれ、身につける物が増えた。財布や眼鏡に、携帯とiPodと左ポケットに突っ込む小説と、身が日毎に重くなってしまう。背負った責任と抑制された欲。それは果たして大人の証拠と呼べるだろうか。